自分が毎日使いたいものを作るためなら妥協しない

--CanCamの専属モデルとして活躍される傍ら、ご自身のスキンケアブランドmul clear も好調ですね。

小室安未(以下、小室) mul clearを立ち上げる約2年前から、ディレクターと言う形で韓国コスメブランドのDEAR SISTERにかかわりました。mul clearは、その時の経験をふまえてのものです。

--もともとスキンケアについてこだわりがあったのでしょうか?

小室 いろいろなものを何となく使っていたのですが、自分が納得できるスキンケアアイテムが国内にはなくて。韓国コスメブランドのDEAR SISTERにディレクターとしてかかわったことで、スキンケアアイテムにも色々な種類があることが分かりましたし、スキンケアで自分の肌が変わることに感動しました。実際に使ってくださった方から「(肌が)結構変わったよ」という声をいただくうちに、自分の中の意識が変わっていったところもあります。

--mul clearを立ち上げるにあたって、特にこだわった部分はありますか?

小室 立ち上げたのは23歳頃でしたが、周りの友達や男性でもニキビで悩んでいらっしゃる方が多いことを知り、スキンケアについてそれほど知識がない方にも手に取りやすくて、実際に肌の変化を実感できるようなものを作りたいと思っていました。最初に発売したのは化粧水(シカクリアトナー)です。本来は全部の工程をカバーできるようなラインで出すのが理想ですが、私もスタッフさんもこだわりすぎてしまって開発まですでに1年くらい要してしまっていて……。工場からサンプルをいただいてから実際に試してみるのですが、「ここはいいけど、ここは改善しなければ」ということを10回は繰り返すので、一度で決まることはほぼありません。いずれはラインとして揃えたいなと思いながら、開発を続けているところです。

--あくまでも品質には妥協したくない、と。

小室 そうですね。自分が毎日使いたいなと思うものを作るのはなかなか大変です。そもそも化粧品を使いたくないとか、ベタベタするのは好きじゃないという声も多くて、男性女性ともに気に入っていただけるようなテクスチャーのものを試行錯誤しています。

--コスメは中身も大切ですが、ボトルなどのデザインもかなり重要ですよね。

小室 mul clearはテーマの一つに「みずみずしさ」を掲げています。だからサラサラしたイメージを大切に、デザインは基本的にシンプルにしたいと思っているんです。とはいえ、せっかく作ったスキンケアコスメです。棚の中にしまわれるのではなく、洗面台に置いておきたいと思ってもらえるものにしたかったので、デザイナーさんと一緒にシンプルだけどかわいくてかっこいい、お洒落なものを考えています。

--立ち上げて1年半ということで、ユーザーからの声もかなり届いていると思います。その辺りも商品開発に反映されているのでしょうか?

小室 そうですね。みなさん、結構積極的にご意見を送ってくださるんです。こんなことに悩んでいるから、次はこんな商品が欲しい、とか。近々発売する洗顔アイテムも、ニキビに悩んでいるけれど、つっぱる感じのものは嫌だ、などの声を重視して作りました。

--12月に発売されるクリスマス用のセットに、その洗顔アイテムも含まれているとお聞きしました。

小室 クリスマス用ということで自分やお友達へのプレゼントとしても使えますし、今流行っているサウナにも持っていけるように、濡れても大丈夫なバッグも作りました。

--来年以降の展望をお聞かせください。

小室 ボディーオイルですね。開発を始めてからすでに10か月くらいかかっているんです。ボディーオイルは初挑戦だし、癒しアイテムでもあるから、使い心地や香りにこだわっていたらすごく時間がかかってしまって……来年はぜひ出したいです。

--ティーンの皆さんに改めてmul clearをアピールしてください!

小室 皮脂が多いティーンはニキビが多かったり脂っぽくなりがちなんですが、テカっているように見えて、実は乾燥しているということも多いんです。mul clearはニキビなどの肌荒れに直接アプローチしてくれるような成分だけでなく保湿成分もまるっと入っています。使い心地もよいので、自分の一品を見つけられずに悩んでいるみなさんに「ぜひ一度試していただきたいです!」って大声で言いたいですね(笑)。使っていただけたら変化をすぐに感じていただけると思います。スキンケアって、何カ月か使ってやっと変わったかな?と思うものも多いのですが、いろいろなメーカーのラインを試す機会の多い私でも、やっぱり自分の作ったものに落ち着くんです。