友達と居場所が出来て、東京の生活が楽しくなってきた

――拠点にしていた福岡から上京し、4人で共同生活を始めて1年弱が経ちますが、住み始めてから東京の印象は変わりましたか?

斉藤雄哉(以下、斉藤) 上京前に仕事で来ていた頃は、友達もそんなにいなくて、遊びに行くことも少なかったけど、今は友達も増えて楽しいところも分かるようになったので前より好きになりました。

荒谷翔大(以下、荒谷) 今は自分の居場所があるし、友達もたくさん出来たので、楽しいですね。

野元喬文(以下、野元) 実家は夜に鈴虫の音が鳴り響く、毎日キャンプをしているようなド田舎だったので、メンバーのなかでは東京に馴染むのに一番時間がかかったと思います。でも、この間久しぶりに実家に帰ったら逆に寝られなくなっている自分に気づいて(笑)。こっちの生活のほうが居心地がいいと感じるようになりました。

田中慧(以下、田中) 僕はまだ慣れていないかもしれない。長期出張に来ている感覚かも。もちろん居心地はいいんですが、心はまだ福岡にあるような気がします。

――今の家はどうやって選ばれたのでしょうか?

斉藤 「音出しOK」、「4LDK以上」という条件で物件を探したら、該当したのが今の家だったんです。家の裏に梨農園があるのどかな場所で、駅から徒歩10分圏内。いいところです。

斉藤雄哉

――共同生活はスムーズでしたか?

野元 上京する前から、東京に長期で来ることが多くて、Airbnb(エアビーアンドビー、以下エアビー)を利用して4人で過ごすことがあったので、共同生活自体に抵抗を感じることはなかったです。

荒谷 さっき言ってたことと違うやん!(笑)。

野元 あ! (笑)。東京が苦手だっただけで、メンバーとの仲はいいです。

荒谷 僕は高校を卒業したあとにバンクーバーに1年間留学していたことがあり、その時にめっちゃ過酷なシェアハウスを経験しました。それで耐性がついたし、知らない人達との共同生活に比べたら抵抗はないです。

田中 2、3年くらい一人暮らしをしていた事があるので、その時に比べるとにぎやかだなと感じます。一人暮らしだと1日中、誰ともしゃべらない日もあるけど、それがなくなったのはいいことだし、自分以外の人が家にいない時は寂しいなって思います。

――お互いに干渉し合うことはなさそうですね。

斉藤 そうですね。俺が一方的にいろいろやらかしてます。

田中 酔っ払って帰ってきて俺の部屋をノックせずに空けて、俺のベッドに飛び込んだりするんです。

――それは嫌ですね(笑)。斉藤さんはその時の記憶はありますか?

斉藤 ないです。荒ちゃん(荒谷翔大さんの愛称)が風呂に入っている時に、ベロベロで帰ってきて服を着たままの状態で風呂に飛び込んだこともあります。

――めちゃくちゃですね(笑)。

荒谷 (笑)

――基本はそれぞれの部屋で過ごしているんですか?

斉藤 1人ずつ部屋があるので、各自自由に暮らしています。たまに4人が揃っている時は一緒にご飯を食べたりすることもあります。みんなで作業しようという日は、僕の部屋に集まって曲を作ったりアレンジを練ったりしています。

荒谷翔大

――斉藤さんの部屋に音楽機材があるのですか?

斉藤 インディーズの時は、実家の僕の部屋にみんなが集まってレコーディングや音楽制作をしていて、その時の機材をすべてこっちに持って来たので、その延長という感じです。こっちに来てから機材も増えました。

――いつでもレコーディングできる環境は音楽制作にプラスに働いていると思いますか?

荒谷 コミュニケーションは取りやすいですね。(斉藤)雄哉の部屋も広くなって機材もそろっているし、のもっちゃん(野元喬文さんの愛称)も自分の部屋で電子ドラムとか叩ける環境で、より制作しやすい環境になったと思います。

――曲作りで変化したことはありますか?

荒谷 これまでは僕が曲を作ってデモを渡すことが多かったんですが、皆で住むようになってからは、雄哉も曲作りに挑戦するようになって、それに僕がアレンジを加えることが増えました。メンバーとふざけながら弾き語りで曲を作ることもあるし、アプローチの幅は増えました。

斉藤 ひとりだったら聴かないような音楽に触れる機会も増えたし、そんなことも影響して曲の幅もちょっと広がった気がします

――みなさん、普段から音楽にどっぷりハマっている感じなんですね。

斉藤 音楽しかしてないくらいです。

――たまにお酒を飲むくらい?

斉藤 そうですね。

荒谷 たまにではない(笑)。