グループの“新たな出発”を象徴する最新の8thシングル

――8thシングル表題曲「渡り鳥たちに空は見えない」は、どのような曲になりましたか?

古舘葵(以下、古舘) 今までのNGT48とは違った、新しい曲調になっています。爽やかで疾走感のある曲になっていて、ステージ映えしそうな印象があります。歌詞は“新潟にいる目線”のように感じていて、NGT48だからこそ歌える曲になったと思います。

――結成7年目の1stフルアルバム『未完成の未来』(2022年6月リリース)を経て、初のシングルリリース。特別な思い入れは?

中井りか(以下、中井) 1stアルバムがいったんの区切りで、「第1章を終えた」というのが私の見解です。グループとしても同じで、1つのピリオドとして1stアルバムを引っさげた初のライブツアー(2022年7〜10月)もあったのも、うれしかったです。区切りを迎えての8thシングルですし、新たなスタートのシングル表題曲としてふさわしいと、私も聴いていて思います。学生さんたちも思い悩んだり、迷ったり、どうしたらいいんだろうと壁に当たることもあるでしょうけど、そんなときにこの曲を聴いていただいたら、また「一歩踏み出そう」と思えるはずですし、新たな出発にピッタリな曲です。

古舘 アルバム発売からはメンバーの卒業も続いたこともあって、今のNGT48で作ったシングルになったので、新たなグループを見ていただけるのではないかと思います。シングルには3期研究生(2022年6月加入)の曲「キスをちょうだい」も入っているので、フレッシュなメンバーが入ってきた“違った色のNGT48”を感じてもらえると思います。

――話題に出た3期研究生の木本(優菜)さん。「キスをちょうだい」への思いは?

木本優菜(以下、木本) 加入したばかりで未熟な3期研究生に曲をいただけたのが、ありがたいです。(インタビュー時点ではステージの)パフォーマンスを練習していないんですけど、3期研究生同士でこの曲に込める思いを話し合って、大事に歌っていきたいです。レコーディング日がメンバーごとで違い、まだメンバー全員で話し合う機会がないので。初めてパフォーマンスできる日までに、思いを共有したいです。

――レコーディングなど、楽曲制作時に印象的だったことは?

古舘 表題曲「渡り鳥たちに空は見えない」は仮歌の段階から大好きで、ずっと聴いていたので自然に頭の中にメロディが入ってきました。レコーディングではサビの音程が高くて、みんなも歌うのが大変だったのかなと思うんです。だから、みんな必死に一生懸命思いを届けようとしているのが曲から伝わってくるので、歌詞ともリンクしていい雰囲気になりました。

中井 曲中のセリフパートを私と(2期生の)小越(春花)と担当して、別々のレコーディングでどうしても物理的に息を合わせられなかったので、先に収録する私から合わせやすいように「ゆっくりしっかり伝わるように」と心がけました。あと、今回の表題曲は気持ちが乗って来て込み上げるものがあり、2番のサビは泣きそうになりながら歌いました。自分に刺さるものがたくさんあるんですけど、キャラではないのでバレないようにしていました(笑)2番はAメロからサビまで「私に向かって書いているんじゃないか」と思う歌詞で、昔の自分に言われている気がするんです。セリフの「今になってわかることがある」からの流れが今の自分に繋がっていて、思い入れが深いです。

――木本さんは、レコーディング初参加となりました。

木本 プライベートの歌い方と、レコーディングでアドバイスをいただきながらの歌い方は違いました。アドバイス通りにする難しさはありましたが、歌は好きなのでロングトーンで伸ばす部分とか、意識して聴こえやすいように言葉を発して、楽しくレコーディングできました。これからレコーディングの機会が増えると思うので、教えていただいたことは今後への勉強になりました。

――今回のシングルで、ティーンのみなさに感じ取ってほしいことは?

中井 学生のみなさんは将来に思い悩んだり、迷ったり、どうしたらいいんだろうと壁に当たることもあるでしょうけど、そんなときにこの曲を聴いていただけたら。今回の表題曲は、新しい出発にピッタリな曲ですし「一歩踏み出そう」と思えるはずです。

古舘 私自身も現役高校生ですし、青春時代は将来の夢に迷うと思うんです。実際にやりたいことがあっても周りになかなか言えない状況もあると思うので、今回の表題曲を通して、夢に向かう勇気、自分の信じた道を進む勇気を与えられたら嬉しく思います。

木本 昨年で高校卒業しましたが、受験シーズンにオーディションを受けて、追いかけていたアイドルになる夢を叶えました。一度きりの人生なので自分の夢はあきらめずにやってほしいと、身をもって思うんです。今回の表題曲には参加してないので、歌詞に沿った意見は出せないんですけど、人生の境目“18〜19歳”でアイドルになった私の人生経験も、学生のみなさんの参考にしていただけたらと思います。