3人の仮面ライダーのバトルロワイヤルが映画の見どころ
――映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』は“仮面ライダー同士のバトル”という設定ですが、最初にお話を聞いた時はどんな印象を受けましたか?
簡 過去のライダーたちがたくさん登場すると聞いて、シンプルにワクワクしました。
――映画では、仮面ライダーリバイスと仮面ライダー龍騎が登場します。
簡 仮面ライダーリバイスのオーディションは書類審査で落ちたので、1年後にリバイスチームと映画を撮ることになるなんて思いもしなかったです。仮面ライダー龍騎が始まったのは僕が生まれた2002年だし、個人的に思い入れのある要素が強くて、自然に気合いが入りました。
――先輩方の動きは勉強になりましたか?
簡 はい。仮面ライダーリバイスを演じる前田(拳太郎)くんとはプライベートで仲がいいんです。直接演技の指導を受けることはなかったですが、細かい演技の技術などを目で見て盗むようにしていました。
――今回の映画はかなり早い段階で決まっていたのですか?
簡 ドラマの撮影が始まって2カ月くらいのタイミングだったと思います。まさか仮面ライダー龍騎が出るとは思わなかったので、それにはおったまげました。
――映画の見どころをアピールしてください。
簡 ギーツにとっては初めての映画で、リバイスにとってはラストになる作品、龍騎は20周年を飾る作品です。3人の仮面ライダーのバトルロワイヤルでどんな化学反応が起きるのか、ギーツ以外のライダーは誰と戦うのか、見どころが豊富すぎて、まばたきできないと思います!
――キャリアについてお聞きします。高校時代は進路についてどう考えていましたか?
簡 高校時代はラグビーをやっていたので、ラグビーで大学に行って、プロを目指そうと思っていました。東京に遊びに行った時に今の事務所の方にスカウトされ、いただいた名刺を母に渡したら僕より乗り気になってしまったんです(笑)。
――お母さんのほうが興味を持たれたのですね。
簡 僕は当時ラグビー一筋だったのでテレビもあまり観ていなかったし、芸能界にさほど興味を持っていませんでした。でも、声をかけていただいたのが、ちょうど大きい怪我をしていて休んでいたタイミングで「ラグビーを続けるのはムリかな」という気持ちもあり、母に背中を押されて事務所に入ることにしました。
――ラグビーはいつから始めたのですか?
簡 中学2年生の時です。2歳上の兄の影響で始めました。高校のラグビー部のエンブレムのデザインがキツネだったので、ギーツに決まった時は「キツネ⁉」と驚きました。
――高校が男子校で良かったところは?
簡 男子校ならではのノリが楽しかったですね。体育祭はみんな本気で取り組んでいてかなり熱かったです。
――もともとお芝居には興味がありましたか?
簡 全くありませんでした。事務所のレッスンを受けた時に「芝居って、めっちゃおもろいな」と思い、そこから映画をたくさん観て勉強するようになりました。レッスンの先生ともすごく仲良くなって、LINEで演技の相談をしたりして。先週も一緒にご飯を食べにいきました。
――仮面ライダーの主演に選ばれた時は喜ばれたんじゃないですか?
簡 はい。泣いて喜ばれていました(笑)。