17歳からアーティストを目指すのは無謀だと思っていた

――音楽を始めたきっかけを教えてください。

Mega Shinnosuke(以下、Mega) 高校2年生の時に誘われて先輩のバンドのライブを観に行ったら、演奏もMCも某有名バンドのモノマネようなことをしていて、すげえダサいなと当時感じてしまって。なのに、周りの友達はそのバンドがかっこいいと言っていたので「これなら、自分でオリジナルの曲を作ったほうがいいものができる」と思ったのがきっかけです。

――昔から音楽が好きだったんですか?

Mega あんまり聴いていませんでした。楽器も習ったことがないし、音楽が身近な環境でもなかったので、むしろ関心は低かったほうです。

――「ダサい」と思った感性はどこで培われたのですか?

Mega 中学3年生くらい頃から古着屋に通って、お店の人とよく話したりしていたので、ファッションの影響が大きかったと思います。

――音楽経験がない中で、どうやって作曲したのですか?

Mega 楽器が弾けないので、YouTubeで「これがあれば曲が作れるようになる」というサイトを参考にPCで制作をスタートしました。その頃、Twitter上で知り合ったギタリストの人から「Spotifyでもっと音楽を聴いたほうがいいよ」と言われて、Spotifyに加入しそこから音楽を一気に聴くようになりました。

――高校2年生から本格的に作曲を始めたのですか?

Mega 特に「アーティストになるぞ!」という気持ちになったことはないですね。ライフスタイルとして自然に作るようになっていきました。

――音楽制作は自分に合っていると思いましたか?

Mega ジャンルによります。じっとしいていることが苦手なので、DTM(※パソコンを使った音楽制作)は苦手です。それを克服したくて、最近、高額なデスクチェアを買いました。デスクの前にいる時間が少し増えましたが、音楽制作ではなくサッカーのゲームをする時間が長くなりました(笑)。

――音楽以外の道を考えたことはありますか?

Mega 高校1年生の時に、起業家になりたいと思ったことはありました。僕が通っていた高校は地域で3本指に入る進学校だったのですが、みんなと同じペースで勉強しても意味がないと思い、2ヶ月くらい学校を休んでずっと一人でスタバで勉強したんです。そしたら、最下位に近かった成績が一気に上位に入り、東京の大学を視野に入れるようになりました。大学がどんなところなのか知りたくて、親に頼んで一足早く高校1年生の時にオープンキャンパスに行ってみたら、当然ですが人がいっぱいいる光景を見て、「3年間一生懸命勉強して、こんなところに行くのは嫌だ」とやる気を失くしてしまいました。それ以降は、普通科の高校なのに、勝手に単位制みたいに3限目から登校したりしていましたね。

――学校は許してくれたんですか?

Mega 担任の先生は理解のある人ですごく優しかったんです。ただ、音楽の道に進もうと高校2年生の時に退学しました。

――ご家族の反応は?

Mega めちゃくちゃ怒られました。「ちゃんと卒業してほしい」と言われましたけど、無理でしたね(笑)。

――高校2年生というと、作曲を始めた頃ですね。

Mega はい。作曲に面白さを感じていたので、アイドルに楽曲を提供して、プロデュース的なことがしたいと思うようになっていました。

――アーティストではなく作曲家になりたかったのですか?

Mega 楽器が弾けないし、17歳からアーティストになるのは無理だと思っていたんです。だから、専門学校に行って作曲を学ぼうと思っていました。でも17歳になった頃にYouTubeで自作の曲をアップしたら、ガンガンスカウトされて、今はアーティストとして活動しています(笑)。

――Megaさんは作曲のみならず、作詞もされてますが、作詞をするのに時間はかかりますか。

Mega 作詞に時間がかかることはないですね。けど僕、意外といい詞を書くと思うんですよ (笑)。

――作詞で影響を受けた人はいますか?

Mega いません。作詞に対して影響を受けるのは、一番ダサいと思っているので。