ミツハは考え方が明確で理想的な女性

――本作で主人公・山野ミツハを演じられていますが、作品やミツハへの第一印象はどんなものでしたか?

長江里加(以下、長江) まず、作品への第一印象は「ダジャレが多い!」です(笑)。アニメよりも原作の方がさらに連発されているので、アニメを観て好きになった方はぜひ原作も楽しんでいただきたいです。そしてミツハというキャラクターについて、「すごく自分の心の中で喋っているな」という感想でした。モノローグがたくさんあって、毎秒、毎秒色々なことを考えて行動しているんだなという印象を受けました。

――異世界に行っても冷静な思考が出来るキャラクターですよね。

長江 「今何をすべき」「何をしたらうまくいくか」というのを考える能力にとても長けていて、明確で、ちゃんと行動出来るのがすごいなと思います。理想的な女性だなって。今まで私が演じさせていただいたキャラクターはすごく元気な子が多くて、ミツハは全然違うキャラクターだなと。

――長江さんご自身と似ている部分はありますか?

長江 行動力はある方だと思っているのですけど、それによってちょっと見切り発車の部分が出てしまうことがあるのですが、そこはミツハと似ているかもしれません。逆に、私はどうするべきかが明確になるまで時間がかかるタイプなので、ミツハの思考の早さは学ぶ部分が多いです。

――本当に賢いキャラクターですよね。お芝居は大変ではなかったですか?

長江 まず基盤をちゃんと作らないといけないなと思いました。しっかり原作と照らし合わせながら練習をして、そこに私が思うミツハ像も加えられたらと思い、たくさんメモをしながら4,5時間かけて家で練習していました。モノローグの部分がすごく早口になるので、短い尺の中に収まるように言わないといけなくて、音響監督さんから「早口に聞こえないように」というディレクションがあったので最初は苦労しました。新しい経験で、良い勉強になっています。

――収録で印象に残っていることはありますか?主人公として引っ張っていくこともあったのでしょうか。

長江 自分で言うのは恥ずかしいんですけど、これまでの作品では、ムードメーカー的な存在でいたと思います。盛り上げ役というか、ガヤというか。そういう、周りを盛り上げるという精神が強かったので、主人公とか、作品の“座長”という感覚があまり無くて。でも、自信が無い姿を周りに見せたくないなということは思っていて、常に堂々とした佇まいと行動をしようと心がけていました。主人公ということで気張りすぎずに、練習を重ねつつ、マインドはいつも通りの自分でいようと思っていました。