作詞・作曲・編曲を務めるKEVINが「本気出してきたな」と直感
――2022年12月に2曲のデジタルシングルを同時リリース。作詞・作曲・編曲を手がけたKEVINさんは何を思い浮かべながら作ったのでしょうか。まず、7thデジタルシングル「her+art」から。
KEVIN グループ初のバラードソングで、悲しいことも楽しいこともいずれ綺麗な思い出に変わるというテーマで書きました。聴いてくれる人の大切な人を思い浮かべてもらえたら、自分なりの物語に代わる曲になっているので、自分に置き換えてもらえたら感じることもたくさんあるかなと思います。
――このタイミングで初のバラードを作ったのは、意味があったのでしょうか?
KEVIN 最初に書いたきっかけは、僕が書きたかったのもあってデモを提出したんですけど、BUDDiiSには明るいイメージがあって、反面、バラードで大人っぽさを出したらギャップを出せるかと思って「同時リリースはどうですか?」と提案しました。

――一方の8thデジタルシングル「The One」は?
KEVIN 横浜武道館公演(2022年5月)で超ときめき♡宣伝部さんの「すきっ!〜超ver.〜」をカヴァーしてすごく反響があって、バディ(ファンの愛称)の方々からも「こんな曲を作ってほしい」という声があり、書いたのがきっかけでした。メンバーからファンの子に電話をかけるラブソングになっていて、ライブでは違うメンバーがセリフパートを担当します。毎回何が起きるか分からないドキドキソングになっています。
――曲を受け取った側のみなさんは、どんな感想を持ったのでしょうか?
FUMINORI もちろんKEVINが作った曲はKEVINらしさがあるし、100%これ以上のものはないクオリティで作ってくれますけど、僕は「本気出してきたな」と思いました。KEVINがやってきた音楽への考えやこだわりが出ているというか、KEVINが作った曲はもちろん全部好きですし、曲の順位付けをする理由もないですけど「her+art」は一番好きだというのが最初の印象でした。これまでファンタジーさをBUDDiiSの曲に落とし込んでくれましたけど、培ってきた音楽性がふんだんに盛り込まれていると感じました。

KEVIN 今回リリースの2作品で言えば、BUDDiiSに自分の色を出すというと「The One」のようなハチャメチャで明るい曲が多くて。「her+art」は僕の書きたい曲を書いたので、個人的な押し付けかもしれないけど(笑)、それがギャップになればと思いました。
SHOOT 僕はバラード曲を好きになることが多いんですよ。メロディに切ない感じが乗っかるとより心に響くというか。だから、「her+art」を聴いた時に「いい曲だな」と率直に感じました。この曲をBUDDiiSがやることで大人びた感じもしますし、背中を押してあげられるような、寂しすぎずに「僕らがいるから」と寄り添えるような曲になると思うので、新しい一面や僕たちのよさを引き出せるのかなと思っています。
