ティーンに届けたい「her+art」と「The One」の注目ポイント
――両作のジャケットも対照的な印象で、7thデジタルシングル「her+art」は全員集合のカット、8thデジタルシングル「The One」はモノクロで一人ひとりが目をつぶる顔のカットを採用しています。ジャケット撮影やレコーディングで、印象的だった出来事は?
HARUKI 今までのジャケットは目を開いていましたけど、一人ひとりが目をつむっての撮影は初めてだったので新鮮でした。目をつむりながら心の中で「The One」を感じながら(笑)。

一同 (笑)。
KEVIN 当初はテーマが逆だったんですよ。目をつむっているのが「her+art」で、明るい全員集合のカットが「The One」でした。
――横浜武道館公演以降、ライブで「The One」はすでに披露されています。会場での盛り上がりはいかがでしょうか?
FUMIYA 反響が大きいです。ライブを意識して作っているのはバディのみなさんも受け取ってくれて、イントロが流れると「ウワ〜ッ!」となるくらい。

FUMINORI 2022年夏の(グループ初の)Zeppツアーも象徴は「The One」でしたね。
SHOW 新しいライブの演出にもなっていたし、バディのみなさんの反応も新しかったから、シンプルに楽しかった。
FUMINORI 一人ひとりがライブごとにセリフパートを担当するのが初めてだったので、やればやるほど楽しくなっていったというか。
KEVIN バディのみなさんの合いの手もライブを重ねるにつれて盛り上がり方が変わってきて、ツアー中に進化していった曲でもあります。
SHOW MC中に「このタイミングでペンライト上げて」とか、レクチャーしながらバディのみなさんと一体になって披露してきました。

――読者のティーンに向けて、両曲の注目ポイントも伝えていただきたいです。まず、7thデジタルシングル「her+art」から。
KEVIN 初恋のタイミングだと思うし、反抗期で家族とぶつかってしまうタイミングでもあると思うので、一人になりたい時にこの曲を聴くと、他にも背中を押してくれる人がいると気づけると思います。だから、寂しい時や悲しい時に聴いて、自分を元気づけてほしいです。
――今、十代のHARUKIさんはKEVINさんのコメントにどのような感想を持ちましたか?
HARUKI 十代は感情が揺れ動く時期ではありますが、何にも染まっていない真っ白なキャンバスだとも思うので。「her+art」を聴いて、部活での辛い出来事や受験の苦労などを乗り越えてほしいし、前向きな気持ちを持ってくれたらと思います。
――8thデジタルシングル「The One」の注目ポイントは?
FUMINORI ティーンの子たちは今、何に重きを置いて恋愛しているんだろう。
KEVIN スマホは手放せないんじゃない。
FUMINORI あ〜、たしかに。そう考えると「The One」を聴いたり、僕らのパフォーマンスを見たりして感じることが、意外と身近だと思うんですよ。電話で伝える勇気のように背中を押せると思いますし、単純に親しみやすさもあるし、曲を聴いているだけで心から笑顔になれるので、「The One」を聴いて、いつもは文章で打っているものを電話で伝えてみるのもいいかもというメッセージを伝えたいと思います。
――今まさに十代のFUMIYAさんは、FUMINORIさんのコメントをどう感じましたか?
FUMIYA リアルなティーンながら、電話はけっこうしますね。友達と話すのも電話が多いです。「The One」はキャッチーな曲なので、今、TikTokなどのSNSから若い世代で流行る曲もたくさんあると思いますけど、「The One」はピッタリだなと感じています。