The Rolling Stonesのライブがきっかけでアルトサックスにハマった

――音楽に興味を持ったのはいつごろからですか?

安斉かれん(以下、安斉) 小さい頃に父が車でロックを流していて「いいなぁ」と思って聴くようになったのがきっかけです。中学生になって、The Rolling Stonesのライブにも連れて行ってもらった時に、演奏していたサックス奏者の演奏がカッコよくて、中学校の部活でアルトサックスを吹くようになりました。小さい時はエレクトーンも習っていました。

――お父さんも楽器を演奏されていたのですか?

安斉 趣味でギターを弾いていました。

――エレクトーンを始めたのは安斉さんの意志ですか?

安斉 はい。ピアノを習っている子は周りに多かったのですが、エレクトーンを習っている子は少なかったので、そっちを選びました。小学2、3年生の頃から始めて中学校に入るまで習っていました。

――中学では吹奏楽部に入られたのですね。

安斉 部活の為に学校に行っていたと言ってもいいくらい、打ち込んでいました(笑)。

――部員は何人くらい?

安斉 50、60人くらい。A編成で演奏してました。

――なぜアルトサックスを選ばれたのですか?

安斉 The Rolling Stonesのライブもそうですし、ジャズやロックで演奏している奏者の姿を見て「カッコいい」と影響されました。ドラムにも興味があったのですが、アルトサックス、トランペット、サックスは花形楽器と呼ばれていて、「選ぶならこっちでしょ?」というノリもありました(笑)。

――吹奏楽部ではパートリーダーも経験されましたか?

安斉 「パートリーダーは、一番大きい楽器を演奏している人が担当する」という謎のルールがあり、アルトサックスが該当したので私がやっていました。

――吹奏楽部の成績はどうでしたか?

安斉 湘南地区の大会で金賞を取ったり、アンサンブルコンテストに出て賞をいただいたりしていました。まあまあ優秀だったと思います。

――ステージに立つ経験をして、舞台度胸が培われましたか?

安斉 それが、当時は全く緊張しなかったんです。むしろ今のほうが緊張します(笑)。多分何も考えていなかったんだと思います。

――今もアルトサックスを吹くことはありますか?

安斉 本当は吹きたいんですけど、やはり音が大きいので普通の家だと難しくて。たまにちょっといじる程度です。

――エイベックス・アーティストアカデミー(以下、アカデミー)はどういうきっかけで通うことになったのですか?

安斉 高校生の時に竹下通りを歩いていたら声をかけられて、当初は別の事務所に所属していたんですけど、縁あってエイベックス・マネジメントに入りました。当時は人に見られることに抵抗があったので「モデルとかタレントになるのはどうかな……」と、迷っていたのですが、その後、会長の松浦(勝人)さんに、「音楽をやりたいなら、やればいいじゃん」と言われて、アカデミーに通うことにしました。

――今は人に見られるのは大丈夫なんですね。

安斉 「仕事」と割り切るようになったら、大丈夫になりました。

――アカデミーに行って良かったと思うことはありますか?

安斉 「私には音楽しかないんだ」と気づけたことですね。それまでは、バイトもちゃんと続けられたことがなかったのですが、アカデミーには毎日通って歌のレッスンを受けたし、中学時代に夢中になった吹奏楽部の経験も含め「音楽なら続けることができる」と改めて実感することができました。

――歌うことにチャレンジしたのはアカデミーに行き始めてからですか?

安斉 そうですね。歌うことはもともと好きでしたけど、まさか歌手になるとは思ってなかったです。音楽に関わる仕事がしたいとは思っていましたが、アルトサックスのインストラクターや作曲など、どちらかというと裏で活躍する人になりたいと思っていました。