疾走感あふれる音世界を構築

巨大な配管やチェーンが剥き出しになった、工事現場のような雰囲気を醸し出すステージ。開演時間が近付くと工事作業中らしきノイズ音が響き渡り、妖しいスモークが立ち込める。次第にノイズ音に美しいメロディーが被さり、いよいよ曲のイントロが流れる。

設えられたブロックのような階段の各所には、真田佑馬(Gt.)、森田美勇人(Ba.)、萩谷慧悟(Dr.)、長妻怜央(Key.)の4人が、そしてステージ前方には安井謙太郎、諸星翔希、阿部顕嵐が陣取り、「agitate」でライブは幕を開ける。メンバーの雄叫びと共に、ギターがシャープなリフを繰り出し、「タイムトラベラー」へ続く。力強いサックスが響きイントロから一気に加速、疾走感あふれる音世界を構築する。

その勢いそのままに「青空と爆弾」に突入すると、三者三様のボーカルスタイルで会場内を魅了。個性が輝きつつもしっかりと統一感があるのはバンドならでは。客席では一面ペンライトの光が曲に合わせて揺れて、早くも会場全体に一体感が生まれる。

どこか懐かしさを感じさせるメロディーとコーラスが心地よい「SUMMER様様」では、メンバーが一人ひとりが生み出す極上のグルーブに乗せて、軽快な歌声を響かせる。後半は畳みかけるようにテンポを上げて、ファンを煽りながらテンションを高めていく。

「次の曲はタオルを使ってみたい」という前振りから始まった「BOW!!」は、耳触りの良いポップなサウンドに乗せて7人がソロパートを担当。メンバー全員、歌唱力が高いのは普通に考えたらとんでもないことなのだが、笑顔で軽やかにパフォーマンスしている7人の姿を見ていると、それが当たり前なことのように思えてくる。

ここで楽器を置いて、全員がステージ前方に並んで、レーザービームが交差する中、バキバキのダンスパフォーマンスを披露。めまぐるしく変化するスタイリッシュなサウンドに乗せて、メンバーそれぞれ個性を放ちながら多彩なダンスのジャンルを織り交ぜ、時にはシンクロ率の高い踊りでチームワークの良さを見せつける。

ダンスの余韻が冷めやらぬまま3rdシングル「Power」が始まり、攻撃的なラップを織り交ぜながら、どんな困難でも前に進むという7ORDERらしい熱いメッセージを届ける。