SNSのコミュニケーションなら緊張しない

――わたげさんは、ぼっち系女子大生クリエイターとして活動されていますが、どんなことがきっかけで始められたのでしょうか?

わたげ 人とコミュニケーションを取る手段として始めました。もともと人前で話すことがものすごく苦手で、学校で発表があった時も必要以上に緊張しがちなタイプなんです。でもSNSは対人じゃなくてカメラに向かってコミュニケーションをするから、普通にやりとりすることができるんです。自分に合っているなと思い、やってみようと思いました。最初は普通にTikTokでかわいいダンス動画を撮ってたりしていましたが、再生数がまったく伸びませんでした(笑)。改めて「自分の強みは何だろう?」と考えて頭に浮かんだのが「友達がいない=ぼっち」だったんです。ぼっちはコンプレックスでもあるけれど、これを強みにすることができたら自分の自信につながるんじゃないかと思い、ぼっち系YouTuberとして活動することにしました。

――動画を投稿してかなりの反響があったと思いますが、バズった時はどういう心境でしたか?

わたげ 最初にバズった時は「100万回再生って、100万の人に見られているということ⁉」と理解が追いつかず、すぐには実感が湧かなかったんですが、次第に「私のことをこんなに見てくれる人がいるんだ」って思えるようになりうれしかったです。自分を表に出すことが苦手だったので、自信につながりました。

――SNSだったら緊張を感じることがないですものね。

わたげ そうなんです。みなさんとても優しくて、「こういうのをやってください」とか、「応援してます!」というコメントをたくさんいただけて、「支持してもらえているんだ」と実感することができました。でも、意外なのは、「ウケないだろうな」と思ったコンテンツが人気で、生き残ってたりするんですよね(笑)。

――コンプレックスを強みとして発信するには勇気がいりそうです。

わたげ 始めた時は「地元の人が見たらバカにされるんじゃないかな」と、ドキドキしましたが、いざ始めてみたら、思った以上に応援してくれる方が多くて、ありがたかったです。

――活動を始めてから、コンプレックスへの意識は変わりましたか?

わたげ フォロワーの人が増えて「私にはこんなにたくさんの人達がついているんだ!」と自信をつけることができました。容姿もスバ抜けていいわけじゃないし、ギャグのセンスも高いわけじゃない、自分に自信がなかった私ですが、今はぼっち系女子大生クリエイターという肩書きで胸を張ることができます。