アイドルへの憧れを誰にも言えなかった学生時代、そして遅咲きのアイドルデビュー
――遅めの年齢でのSKE48加入でした。いつ頃からこの世界に憧れていたのですか?
青木莉樺(以下、青木) 小学生の頃からアイドルに憧れていたんですけど、自分のキャラクターもあって親にも友達にも言えず、航空系の専門学校に入学しました。卒業時に最終的な進路を考えた時、自分で何でも決められる20歳という年齢だったので、親にも内緒でオーディションを受けました。航空業界への就職かアイドルを目指すかの瀬戸際で、SKE48のオーディションが年齢制限なく募集していたのを知り、思い切って受けました。
――どんなアイドルやグループが好きだったのですか?
青木 AKB48やSKE48も好きでしたし、坂道系のグループとか、アイドル全般が好きでしたね。
――実際にライブに足を運んだりしていたのですか?
青木 いえ、アイドルが好きなことを誰にも言えていなかったので、ライブにも行っていなくて。家族がいない時にこっそり動画を観たりしていました(笑)。
――アイドルのどういう部分に惹かれていたのですか?
青木 可愛い女の子たちがキラキラしていて楽しそうだなっていうところに、ずっと憧れていました。
――高校生時代に考えていた進路は何かありましたか?
青木 英語に特化した高校に通っていたので、海外で活躍できるような英語関連のお仕事ができればと思っていました。
――英語に特化した高校に進学したのはなぜですか?
青木 洋楽や洋画がすごく好きで、将来は海外に住みたいという憧れがあったので、英語に特化した高校を選びました。
――どんな洋楽や洋画が好きでしたか?
青木 音楽ならバンド系も好きですが、洋画でいえば、小さい頃に『ダイ・ハード』や『オーシャンズ11』を観て好きになりました。他には、海外のティーンの学校生活を描くドラマ「フルハウス」などを観て、海外生活に憧れていました。
――高校入学前から英語は得意だったんですか?
青木 それが、英会話は小学生の頃から習っていましたけど、中学生の時のテストは20点でした(笑)。そこからかなり勉強しましたね。
――高校生時代に印象に残っている学校行事はありますか?
青木 私の高校の文化祭は各国の文化を表現する行事だったので、普通の高校ならお化け屋敷などをすると思うんですけど、クラスごとに各国の踊りや伝統芸能を披露するような文化祭でした。私のクラスは日本のソーラン節でしたけど(笑)。
――海外の文化(カルチャー)を実践するグローバルな文化祭だったのですね。生徒も海外の方が多かったのですか?
青木 海外からの留学生も多かったし、日本から海外留学するクラスもありました。
――そんな特徴のある高校に行って、良かった部分はありますか?
青木 日本国内ではなかなか学べないような外国の伝統文化も学べて、すごく貴重な経験でした。
――最終的にアイドルの道に進む一番の決め手は何でしたか?
青木 就職を決める時期にたまたまSKE48のオーディションがあったことが大きいですね。「もし受からなかったら諦めよう」と考えていましたが、合格させていただけたので決断しました。
――ご家族には内緒とのことでしたが、合格した時の反応はいかがでしたか?
青木 「いつの間に受けてたの?」「あなたがアイドル?」って驚かれましたが、その後はすごく応援してくれています。