カッコいいのに気さく、年上の女性のギャップに惹かれる
――綱さんが演じる満井絢斗は、高梨臨さん演じる小野和葉に恋する、誠実で一途なイケメンの役ですが、ご自身に共通する部分はありましたか?
綱啓永(以下、綱) 元気で挨拶を大事にするところは近いかなと思いました。でも、恋愛経験ゼロというのは……、僕も24歳ですし、さすがに違いますね(笑)。絢斗の真面目で真っ直ぐな性格は僕に足りない部分なので、見習いたいと思いました。
――年上の女性に惹かれる気持ちは理解できましたか?
綱 めっちゃ理解できました!今まではどちらかというと、年下派でしたが、最近は年上の女性に魅力を感じることが多くて。僕はまだ大人になりきれていないから、色気や雰囲気を含めて憧れちゃいます。もちろん、甘えられるのも好きですが、年下の子の前だと、ついついカッコつけちゃうんですよね。
――高梨臨さんの印象をお聞かせください。
綱 実際に10歳くらい年が離れているし、僕はおちゃらけキャラで、高梨さんはおキレイな方なので、人間のタイプが違うと思っていたんです。でも、実際にお会いしてお話ししたら気さくな方で、そのギャップにやられました。
――高梨さんが演じる和葉という女性は、いかがでしたか?
綱 和葉は仕事ができる女性で、すごくカッコいいです。芝居中も絢斗目線で「小野さん、カッコいい!」と思う瞬間が何度もありました。働く女性って素敵ですよね。最近、内田有紀さんや、夏木マリさんといった、ベテランの俳優さんとお会いする機会があったのですが、当たり前ですが皆さん次元が違う!オーラもマジで格好いいんですよ。でも、お話しするととっても気さくで、それもまたギャップでやられちゃいます。
――脚本を読んだ印象をお聞かせください。
綱 まずヒロインの相手役と聞いてうれしかったです。脚本は、自然にニヤニヤしてしまう胸キュンな内容で、「これに俺が出るのか~」と思いました。
――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
綱 和気あいあいとした雰囲気です。のむら(なお)監督は、僕と年齢が近いから「つなぴー」と呼んできたり(笑)。役者の意見を親身になって聞いてくれる方なので、いい意味で気楽です。「ここは、こういう感じですか?」とコミュニケーションがしやすいですし、親身になって僕の意見も聞いてくれます。
――スタッフの皆さんも比較的若い方が多いとお聞きしました。
綱 多いですね。この前は19歳のインターンの学生がアシスタントとして働いていました。若い人が増えると「僕のほうが年上なんだ」と自覚せざるを得ず、うれしいような、悲しいような、さびしいような、何とも言えない気持ちになります(笑)。
――同世代が多いほうがやりやすいですか?
綱 それはありますね。学校じゃないけど、年が近い人が多いほうが、自分らしくいられる感じがします。
――ティーンに改めて、このドラマの注目ポイントをアピールしてください。
綱 真っすぐな想いをぶつける満井と、それを受けて気持ちが変化していく小野さん。二人の関係性にキュンキュンして、ドラマを観ながら「あぁ、満井~!」ってなるはずです。毎話、変化する二人の関係性に注目してください!