撮影を通じて生まれた、ライバル役・ONE N’ ONLYとの絆
――今回はONE N’ ONLYさんとの共演で、なおかつ敵対する役どころです。その点について何か意識されたことはありますか?
岡本 ONE N’ ONLYの上村謙信くん演じる鞍馬憲一郎とラップバトルで戦ったのですが、キャラクター的にも負けないように「僕のほうが強いんだぞ」っていうのを見せつけるように頑張りました。
野瀬 そうですね、僕はONE N’ ONLYさんと一緒の画面に映る、1個1個のシーンを大切にしたいと思って取り組んでいました。喧嘩のシーンとか、基本的に戦う場面が多かったんですけど、そういう時でもしっかり存在感や迫力を出せるように心がけていました。
森 僕も役柄的に負けられないっていうのがあったので、自然とライバル視というか、「こいつらには絶対負けねぇ」っていう気持ちになっていたと思います。でも一方で、喧嘩のシーンってお互いの信頼関係が大事だったりするので、闘う演技を通じて培った絆というか、尊敬している部分もあったりするので……そこはすごく面白いなって思いますね。
――たしかに、ケンカのシーンはアクションにキレがあって驚きました。
森 ありがとうございます。たとえばキックするシーンも、多少は当てないと迫力が出ないので、プロテクターを入れて実際にちゃんと蹴るんですよ。だからこそ信頼関係がないとできないし、しっかり練習しないと危険なんです。なのですごく絆が深まりましたね。
――アクションシーンは大きな見どころの一つですね。ほかにも、注目してほしいポイントがあればぜひ教えてください。
森 僕が出ているシーンでいうと、最初にクラブに登場するところですね。「何だこいつは、ヤバいやつだぞ」っていうのが、出てきた瞬間にわかってもらえると思うので。そこからのアクションシーンであるとか、僕が物語にどう絡んでくるのかっていうのを、楽しみに観てほしいかなって思います。
野瀬 僕は映画の前半で謙信くんと殴り合うシーンがあって、そこでは拓也(BUDDiiS 大槻拓也)と愁斗と3人で戦うんですけど、そのシーンは3人ともすごく迫力が出ていたんじゃないかと思うので、そこに注目してもらいたいですね。
岡本 アクションシーンはもちろん、冒頭のラップシーンにもぜひ注目していただきたいです。今って若者にもフリースタイルのラップって結構浸透していると思うんですけど、まだ知らない人たちにも「ラップってカッコいいな」と思ってもらいたいし、そこからラップそのものに興味を持ってもらえたらいいなって思っています。
――今回、映画初出演ということでしたが、ほかにも挑戦してみたい分野などはありますか?
岡本 去年もやらせていただいたんですけど、モデルのお仕事をもっとやってみたいです。ファッションのお仕事とか挑戦してみたいですね。
野瀬 俳優として映像作品にたくさん出たいです。あとは楽曲制作とかもできるようになりたいですね。ファンクラブでは作ったものを発表したことがあるんですけど、もっとしっかりと1曲作れるようになりたいなって。
森 グループとしての活動を頑張ってもっともっと上に行きたいですし、今以上に大きい会場でたくさんの人に会って恩返ししたいですね。個人で言えば、俳優活動を引き続き頑張りたいです。いろんな現場に行っていろんな役を経験したいですし、自分のものにできたらいいなって思います。アーティスト活動と俳優のお仕事、両方頑張ることでどちらにも還元できると思うし、グループとしての魅力も、僕個人の魅力も、より多くの方に伝えていきたいですね。