EXPGでは生意気な生徒だったけれど…… | 白濱亜嵐&数原龍友&中務裕太(GENERATIONS) 「今しか経験できないことを大切にしてほしい」 Special Interview

EXPGでは生意気な生徒だったけれど……

――中務さんと数原さんは大阪校、白濱さんは松山校と、皆さんはそれぞれ、EXPG（※EXILE Professional Gymの略。EXILEが所属する事務所が運営するダンス＆ボーカルスクール）に通われていましたが、行って良かったと思うのはどんなことでしょうか？

数原　その当時の自分には必要だったなと思う経験をさせていただきました。子どもの頃に大人に「勉強しておきなさいよ」と言われるのと同じです。スキルはもちろん、ダンスや歌に向き合う姿勢を学べたことは良かったです。

――当時は通うのがキツイと感じることもありましたか？

数原　そうですね……僕、マジメじゃないんで(笑)、レッスンが終わって、みんなが「お疲れ様」と帰る時に僕だけ呼び出されて、毎日態度が悪い云々で怒られてました。「早くバイト行かなくちゃいけないんだけどな……」という態度がまた火に油を注いで(笑)。「自分が本気でやりたいと言ったことなのに、その態度はないでしょう」ということを厳しく指導していただいていたのですが、当時は「うるせえな」と思ってました(笑)。でも今は先生の言葉が理解できます。EXPGは貴重な時間でした。

――お二人は怒られたことがありますか？

中務　僕はインストラクターとしてEXPGに在籍していた時期があったのですが、二代目J SOUL BROTHERSがワークショップに来てくださった時に、「僕にプラスになることはなさそうなので帰ります」と帰ってしまったことがあり、次の日に呼び出されてめちゃくちゃ怒られました(笑)。「先輩がせっかく来てくれているのに、それはないでしょ」って。今考えたらマジでヤバイ奴ですよ。よく残してくれたなと思います。

白濱　僕はあんまり怒られたことないんです（笑）。唯一怒られたのは、レッスンが終わってから同世代の友達のダンスの練習に参加したことですね。当時、全国で10人くらいしか入れない「開発育成クラス」に所属していたのですが、レッスン終了後に、友達と一緒に商店街のショーウィンドウの反射を利用して踊っていたら、ある日スタッフの方に「万が一補導されたら、今後に関わってくるからそういうのには参加しないでくれ」と言われました。

数原　さすが開発育成クラス（笑）。

――最後に進路選択を控えているティーンにメッセージをお願いします。

中務　昔は「やりたいことがあるんだったら、学校なんて行かなくていい」と思っていましたが、今は「学校に行って学んだほうが、可能性が広がる」と思うようになりました。今はSNSなどのソーシャルメディアが発達して、やりたいことの選択肢も増えているけれど、学校に行っていろんな経験をして学んだほうが、進路も探しやすいし、今後の仕事に繋がりやすいから。進路を悩んでいる人には、「ちゃんと学校へ行っておいたほうがいい」と言いたいですね。

数原　僕も裕太くんと同じタイプでした。「学校の時間マジ無駄だな」って当時は思っていて、授業中もずっとウェーブの練習をしたりしていました(笑)。「やりたいことないです、夢ないです」という人は、意外と身近なところに興味が湧くものがあったりするから、もう少し視野を広げてみたら見つかるかもしれません。今しかできないことに全力を注いでください。

白濱　僕には10歳下の弟がいますが、彼には「マジでちゃんと学校に行って、勉強したほうがいいよ」としか言ってこなかったですね(笑)。学校は勉強、部活、人との出会いも含めて、進路のヒントになる要素がたくさんある場所だと思います。弟は今、大学生ですが、学生生活を楽しんでいる様子をみると余計にそう思います。