BMKの新しい一面が楽しめるアルバム
――アルバム『the FIRST』から、お一人1曲ずつおすすめの曲を教えてください。
佐藤 僕は、「Original Future」。僕たちの楽曲は、ファニーなものや、ジンワリ染みるような曲はあるけど、ライブの中間に映えるような曲がなかなかなくて。「Original Future」は爽やかで、メッセージ性もあるから、中間に楽しむにはピッタリ。最初に聴いた時から、「このテンポ感なら、こういうライブが作れそう」と想像しちゃいました。
米谷 おすすめの新曲はBLACK盤に入っている「アッカンワラベー」。今までのBMKの楽曲にはあんまりないオシャレなサウンドで、昔の遊びが出てくる歌詞もすごく楽しい。新しいBMKが見られるのでおすすめです。
松岡 WHITE盤に収録されている「巣立ちAway」もかっこいいです。失恋ソング風だけど、恋愛に限らず、自分の好きなものとしても共感できる歌詞で、メロディーもいろいろなフロウが効いていて、もう一回聴きたいと思ってもらえる楽曲に仕上がっています。この曲も、いつもの僕達とは違う一面が楽しめるはずです。
中原 「モンスターフライト」「Beat Monster」「Monster G」は僕らの「Big Monster Kite」というグループ名から取った3部作で、BMKらしさを前面に出した取扱説明書的な感じの楽曲です。特にデビュー曲の「モンスターフライト」はグループ名の自己紹介的な内容。BLACK盤、WHITE盤の両方入っているので、チェックしてください!
三隅 三隅は、リードトラックの「ありがとうの音。」をおすすめしたい。僕らが初めて作詞に参加した曲です。「僕らがステージに立てるのは、支えてくださっている人がおかげ。サポートしてくれている人達へのありがとうを歌いたい」という気持ちが作詞のテーマになっています。どこのワードを誰が作ったかを説明すると、長くなってしまいますが、個人的に好きなのは、「時間通りのバスや電車とか送ったらすぐ届く『おはよう』も思い通りに変わる室温もなんだかんだ昔じゃありえないよね」から、「第一次産業支える人悪天候の日の宅配やさんすぐ既読つくうちの母ちゃんも感謝なしにほんとは語れないよね」までのラップのパート。特に「送ったらすぐ届く『おはよう』も」の部分は、スマートフォンなど通信機器の発達でどこにいてもすぐに連絡が取れて、思いを伝えられることへの“ありがとう”と、直接会って伝える“ありがとう”の2つの意味が含まれています。聴けば聴くほど、気に入ってもらえるはず。
――グループとして新年度からチャレンジしてみたいことを教えてください。
米谷 今年は、目標にしていたアルバムをようやくリリースすることができました。しかもWHITE盤とBLACK盤の2形態。今年は全日本タワー協議会のオフィシャルアンバサダーとして、全国のタワーを巡り、今まで以上にいろんな所に行くことができると思うので、新たな楽曲を引っさげて、応援してくれるファンの人に、1人でも多くの“ありがとう”を届けられる1年にしたいです。メンバーそれぞれが目標を持って、やりたいことが実現できる年にもしていきたいと思っています。
Information
1stアルバム『the FIRST』
2023年3月15日リリース
WHITE盤
(CD only)
VICL-65781
¥3,000+税
<WHITE収録曲>
01.Original Future
02.TOP OF TOP※全日本タワー協議会オフィシャルテーマソング
03.モンスターフライト
04.Beat Monster
05.Monster G
06.UNITE!
07.だって今日まで恋煩い※フジテレビ系TVアニメ「デジモンゴーストゲーム」エンディング主題歌
08.ワイルドジャーニー
09.ヒカリフル
10.巣立ちAway
11.ナガレボシ
12.ありがとうの音。※リードトラック
ボーナストラック:おばけ ばけばけ ばけがっちゃ!
BLACK盤
(CD only)
VICL-65782
¥3,000+税
<BLACK収録曲>
01.BIG RAGE
02.モンスターフライト
03.TOP OF TOP※全日本タワー協議会オフィシャルテーマソング
04.だって今日まで恋煩い※フジテレビ系TVアニメ「デジモンゴーストゲーム」エンディング主題歌
05.Monster G
06.Beat Monster
07.アッカンワラベー
08.RED ZONE
09.Disconnection
10.Puzzle
11.Original Future
12.ありがとうの音。※リードトラック
ボーナストラック:おばけ ばけばけ ばけがっちゃ!

BMK
アーティスト
中原聡太、米谷恭輔、三隅一輝、松岡拳紀介、佐藤匠から成る5人組エンタメ集団!コンセプトは“凧のように逆風を受けるほど上昇し、逆境に負けない怪物級のグループを目指す”。21年1月にシングル「モンスターフライト」でメジャーデビュー。オリコンウィークリーCDシングルランキング初登場2位を獲得。2ndシングル「Beat Monster」でオリコンウィークリーCDシングルランキング初登場4位、LINE MUSICリアルタイムランキングで7位を獲得。3rdシングル「だって今日まで恋煩い」はアニメ 「デジモンゴーストゲーム」エンディング主題歌に起用され、オリコンウィークリーCDシングルランキングで初登場2位を獲得。
Editor:Keita Shibuya,Photographer:Atsushi Furuya,Interviewer:Takahiro Iguchi