ROUND.10の覇者「KOSÉ 8ROCKS」が高得点を叩き出す

ROUND.10の覇者「KOSÉ 8ROCKS」は、SPダンサーに日本トップパワームーバーのKakuを迎えて2連覇を狙う。今までにないロック調のサウンドに乗せて、Kaku が2000(ツーサウザンド ※両手逆立ちで回転する技)をダイナミックに決めると、それに負けじと他のメンバーも大技を繰り出す圧巻のパフォーマンスを展開。それでいて細かい動きを、きっちりと揃えて、力業だけではないチームワークの高さを感じさせた。ここで71.5ポイントを獲得してトップに躍り出た。

▲KOSÉ 8ROCKS ©D.LEAGUE 20-21

毎回、メンバーの一人が主人公を務める「avex ROYALBRATS」。今回はプロデューサーRIEHATA氏の一番弟子であり、チームリーダーのKAITAが満を持してセンターとなり、「RED Vibes」をテーマに掲げて、赤いツナギの衣装で登場。ダークなヒップホップが奏でる不穏なビートに乗せて、何かに取り憑かれたような狂気を感じさせるダンスを繰り広げた。ENTERTAINER JUDGEとして参加したラッパーのAKLO氏は「登場したときからヤバい感じが伝わってきた。イルな世界観をキャッチ―に表現、アート作品のようだった」と賛辞を贈った。結果、2人のジャッジが満点を出し、72ポイントであっという間にトップの座を奪った。

▲avex ROYALBRATS ©D.LEAGUE 20-21

総合ポイントで首位を走る「FULLCAST RAISERZ」は、ディレクターのTWIGGZ“JUN”氏が大好きな映画『グレイテスト・ショーマン』をモチーフにした、サーカスを彷彿とさせるパフォーマンスを披露。それぞれデザインと色の異なるカラフルなスーツに身を包み、NAOとREOがアクロバティックな大技の連続で、いつもの男らしいパワフルさを表現する一方で、残りのメンバーはスマートなダンスでソフィスティケートな雰囲気を漂わせ、KRUMPの新しい可能性を感じさせるショウケースとなった。こちらも71ポイントと高得点をマークした。

▲FULLCAST RAISERZ ©D.LEAGUE 20-21

カウボーイスタイルの衣装に身を包んだ「KADOKAWA DREAMS」は、ディレクターのKEITA TANAKA氏曰く、「今回は演出もテーマもない」と言い放った通り、クールなラップに乗せて、チームで唯一前ラウンドに出場しているMINAMIが中心となって、ひたすらかっこよさを追求したパフォーマンスでヒップホップ魂を燃えたぎらせた。71.5ポイントとトップには及ばなかったものの、きっちりと存在感を示した。

▲KADOKAWA DREAMS ©D.LEAGUE 20-21

この日のトリを飾ったのは「Benefit one MONOLIZ」。体のラインを強調した緑を基調にした衣装にヒールの高いブーツを合わせて、メンバーそれぞれが競い合うように華麗でセクシャルなパフォーマンスを展開。過激なダンスすらもエレガントさを感じさせるのは、このチームならではだ。

▲Benefit one MONOLIZ ©D.LEAGUE 20-21