課題や試練を与えられたときの方がみんないい顔をしている

――今年1月13日・14日に開催された初ワンマンライブの武道館公演が収録された『WE ARE ONE』のDVD/Blu-rayも現在発売中です。見どころはたくさんありますが、今回は歌手・ダンサーとしても活躍している植木豪さんが演出と振り付けで参加されていて、これまで以上にアクロバティックなダンスにも挑戦されています。

安井 植木さんはブレイキンなどの要素も持っている方なんですけど、僕らはあまりそういうダンスをしてこなかったんです。だからこそ改めてパフォーマンスを観返しても新鮮だったし、「よくあれを一日二回やったな」って(笑)。

長妻 パントマイムチックに、箒や笛を使って音を奏でていくと次第にその音が重なり、音が最高潮になるとダンスナンバーが始まるシーンがあったんです。そのナンバーの後に「What you got」という曲に移るんですけど、この曲だけでも大変だから本当に「吐くんじゃないか?」ってリハの時から思ってました(笑)。

安井 そういうシーンを作りがちなんです。追い込んでしまうというか、後半にぎゅっと詰め込むセットリストを組んでしまう。でもそこがいいというか、どうやってもしんどいからこそ、一所懸命になってブースターをかけていけるんです。「What you got」あたりのダンスからの最後までの流れはそうしたエネルギーが詰まっていますし、今観てもいいシーンだなと思いました。あとはメンバーの表情ですね。昨年に「UNORDER」という、無観客でのデジタルショーを行ったんですけど、お客さんがいるぶん「WE ARE ONE」の方がより光って見えました。ほかにもこれまでにない挑戦として、「Rest of my life」で椅子を使った演出をやったとき、椅子の背もたれのところに一人一台ずつカメラを付けて、マルチアングルで撮影をしたんです。これもあまり見られない映像になっているので、新鮮なんじゃないかなと思います。

――武道館は数々の著名アーティストがライブを行った“聖地”とも言える場所です。その大舞台でメジャーデビューを飾ったことは、メンバーにとってもファンの方々にとってもかけがえのないものになったと思います。

安井 最初は僕らもそんなつもりじゃなかったんです。昨年夏にツアーをやる予定で組んでいたものが全部無くなってしまった代わりに、まさかの武道館でライブをすることになって。そのときはまだメジャーデビューも決まってなかったし、流れの中でそうなったんですけど、ライブを振り返ると結果的によかったなと思います。こうやって課題や試練を与えられたときの方がみんないい顔をしてるんです。

長妻 武道館ライブに参加もされた方も、DVDを買って映像を見返したときに「こういう表情をしていたんだ!」とか、新たな面白さや発見があるんじゃないかなと思います。