多彩な楽曲を収録した新体制初のEP

――リリースされたばかりのAnniversary EP「RAINBOW SUMMER SHOWER」のレコーディングは、桐乃さんと大塚さんが加入した直後に行われたんですよね。

桐乃 そうです。

鶴見 難しい曲ばかりで、すごい洗礼だったと思います。

桐乃 虹コンに入って初めてのレコーディングで「世界の中心で虹を叫んだサマー」と「美味いものファンクラブ」を録ったんですが、初めて「美味いものファンクラブ」を聴いた時に、今まで歌ったことのないジャンル過ぎてどうしようと思いました。

――ユニークな歌詞に、とてもファンキーなサウンドがマッチした曲ですよね。

桐乃 私に歌えるのかなって不安だったんですけど、他のメンバーが先に歌っているのを聴いて、「こうやって歌うんだ」「ここに力を入れて歌うといいんだ」とか、そういうのを知れてレコーディングに挑めました。虹コンは一人ひとりが全パートを歌って、その中から良いところを使ってもらえるので、一段と気合が入るというか、より一層頑張って歌わないとって強く思いました。

▲桐乃みゆ

――1曲ずつ曲順に聴きどころを紹介してください。まずは「世界の中心で虹を叫んだサマー」から。

的場 虹コンは毎年夏曲をシングルでリリースするのが恒例になっていて、今回が7作目なんです。虹にかけて7周年を一つの節目としてずっとやっていたので、この7作目が夏曲としても大きな節目になりました。

――7月発売ですし、7がいっぱいあるんですね。

的場 そう!7だらけなんです。歌詞の中にも7という数字が実は紛れ込んでいたりして、7周年を意識した曲になっています。これまでの夏曲6曲の歌詞や振りが、今回の曲に取り入れられていて、よくよく聴くとメロディーやサウンドにも近いものがあったりして、集大成みたいな曲になってます。集大成でもありつつ、過去を振り返るだけではなく、アウトロの歌詞の部分は今の虹コンが歌いたいことも込められています。MVも含めて、「今の虹コンはこちらです!」っていう名刺代わりになる曲になったんじゃないかなと思います。

▲的場華鈴

――2曲目は先ほどお話に出た「美味いものファンクラブ」。

鶴見 ヒャダインさんに作詞作曲していただいた曲です。全農さんとのタイアップ第2弾なんですが、第1弾の「響け!ファンファーレ」とは全く違うタイプの曲で、初めて聴いたときにみんなビックリしました。すごく面白くて楽しい曲ができたので、私たちも殻を破れたんじゃないかなと、そんな革新的な1曲になりました。

――3曲目の「ココロPRISM」。

的場 分かりやすく熱い曲です。今回のEPは、「美味ものファンクラブ」みたいに面白い曲とか、明るい曲、可愛い曲が多いんですけど、その中でも虹コンの今の気持ちみたいなものが表れているんじゃないかなと思います。この曲を聴くと、心を燃やしてやってきた7年間を思い出しますし、レコーディングの時も気持ちが入って、みんなの歌い方が他の曲に比べてストレートになっていたので、ライブで聴くのを楽しみにしていただきたいです。

――4曲目の「ジャスナウ!」

桐乃 「パラダイスな片思い」の続編的な曲です。「パラダイスな片思い」は女の子が片思いしている様子を歌った曲ですけど、「ジャスナウ!」では片思いした先に何があったのかが描かれています。実はフラれちゃってるんですけど、強がってる感じとかもあって、ちょっと大人っぽい曲になっています。レコーディングの時は、大人っぽい色気も出しつつ、強めにみたいな歌い方が難しかったですね。切なさもありつつ清々しさもあって、前向きな気持ちになれる曲です!

――5曲目の「君色ラテアート」。

桐乃 ふわふわした女の子らしい可愛い曲なんですけど、レコーディングの時に「甘えてる感じで歌って」「もうちょっとブリッコな感じで歌って」と言われて、この曲も苦戦しました。出来上がった曲を聴くと、みんな可愛いので、ファンの方が「可愛い!」ってなるのが目に見えて分かるような曲になってます(笑)。

――6曲目の「雨上がり、虹はかかる」。

的場 実はまだ私も解釈しきれてないところがある曲です。Bメロの「何を私は持ってるのかな?会えない日々」という歌詞は、一日一日情勢が変化していく今の時代を絡めている部分もあると思いますけど、虹コン的にも7周年を迎えて変化の年でもあるので、その意味も込められているのかなって。それぞれの聴き方によると思うんですけど、私的には虹コンの背中を押してもらっている歌詞と感じています。曲的には歌とセリフパートが入り交じっていて、メンバーのいろんな声が聴けますし、それぞれの楽しみ方で聴いてもらえればなと思います。

――ラストは「夢の輪郭」です。

鶴見 「ヒルネ逃避行」というバンドのMEWちゃんという、虹コンと同じ事務所のmeme tokyo.にも所属してる女の子に歌詞を書いていただいた曲です。MEWちゃんから「タイトルはお任せします」と言ってもらって、メンバーでどうしようかって考えて付けたのが「夢の輪郭」というタイトルです。私の解釈では、グループと個人の間で悩んでる子の曲かなって思いました。自分はこうなりたいという理想があるけど、グループとしてはこういう方向性で進んでいるとか、考え方の違いもあって、自分とグループの境界線についての悩みが描かれているのかなと。そのうえで、メンバーそれぞれ色があるけど、その色を合わせて、みんなで光るんだというメッセージととらえました。そうやって歌詞の意味を考える中で、私が「自分の輪郭」という言葉を出して、そこに「夢をなぞる」という言葉を組み合わせて、このタイトルになりました。

▲鶴見萌

――MEWさん自身、meme tokyo.というグループで活動しているからこそ、虹コンのメンバーの気持ちも分かるんでしょうね。

鶴見 そうなんですよね。MEWちゃんがメンバーのことを考えて作ってくれたのかなって感じたので、今度会った時に聞いてみたいです。この曲は虹コン主演のドラマの主題歌にもなるので、大事にしていきたい曲ですね。

――最後に7月10日から始まった「RAINBOW SUMMER SHOWER TOUR2021」の意気込みをお聞かせください。

的場 今回はメンバー全員でテーマを決めるところから話し合って、セットリストの組み立てなども意見を出し合っています。7周年記念ツアーであり、今回のEPを引っ提げてのツアーでもあるので、いろいろなサプライズも用意していますし、7年間の集大成でありつつ、これからの虹コンを見せられるライブになります。最終日となる8月1日の東京Zepp DiverCityは生バンドでのライブで、そちらも始まりから終わりまで油断ならない構成になっているので、ぜひ楽しみにしていてください!

Information

虹のコンキスタドール Anniversary EP
『RAINBOW SUMMER SHOWER』
2021年7月14日(水)リリース
【初回限定盤】¥7,700
【通常盤】¥2,500
発売:キングレコード

▲初回限定版
▲通常盤

<CD>※2形態共通
1.世界の中心で虹を叫んだサマー
2.美味いものファンクラブ
3.ココロPRISM
4.ジャスナウ!
5.君色ラテアート
6.雨上がり、虹はかかる
7.夢の輪郭

<Blu-ray>※初回限定盤のみ
世界の中心で虹を叫んだサマー Music Video
美味いものファンクラブ Music Video
虹のコンキスタドール ワンマンLIVE 『RAINBOW PARTY!!!』@KT Zepp Yokohama

虹のコンキスタドール

アイドル

2014年結成。自分たちが思う「かわいい!」や「好き!」を追い求めるインドア系・正統派アイドルグループ。通称“虹コン”。今年4月11日、ワンマンライブ「いつかキミと見たミライより遥か」にて新メンバー大塚望由、桐乃みゆをお披露目して現在の12人体制に。

Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Takahiro Iguchi