斎藤工さんは気さくに話してくれる素敵な方

――ドラマ『漂着者』の台本を読んだ印象を教えてください。

太田 まず男性が全裸の状態で漂着してくるという設定を聞いて、どういうお話になるんだろうと思って台本を読み始めました。この伏線はどう回収されていくんだろうとか、これには何か意味があるのかなとか、不思議なことだらけなので、早く続きの台本を読みたくなりましたし、みなさんにもドキドキハラハラしていただけるんじゃないかなと思っています。

――今回、太田さんが演じるラペという役にはどういう印象を持ちましたか?

太田 思ったことを口にすぐ出してしまうような、活発な女子高生なのかなと思っています。AbemaTVの『今日好き(今日、好きになりました。)』や『恋ステ(恋する 週末ホームステイ)』を見て勉強したりしています。(友人役のペリを演じる)隅田杏花ちゃん、(リモを演じる)吉田志織ちゃんとも女子高生が最近使う言葉を共有して、「気持ちから若くいよう」と話し合いました(笑)。

――調べた中で、新鮮な言葉はありましたか?

太田 杏花ちゃんから教えてもらった「はにゃ」は、「あれ?」みたいなときに言うみたいで。あと「あせあせ」も使うらしいんです。私の時代にはなかった言葉なので、使い慣れないし不思議ですね。

――現場の雰囲気はいかがですか?

太田 斎藤工さんとのシーンを撮影したんですけど、本当に気さくに話してくださいます。(斎藤さん演じる)ヘミングウェイが濡れた場所で倒れているシーンでもご自身が映らないときでも芝居に付き合ってくださって、本当にすごい方だなと思いました。斎藤さんは出演者・スタッフ全員に漂着者デザインのマスクを差し入れしてくださったのも素敵でしたし、気が引き締まりました。私は初めての連続ドラマの撮影ですごく緊張していたんですけど、活躍されている俳優さんの演技を目の前で感じられて、撮影現場にいられることが本当にありがたいです。しっかりと学びつつ、自分のできる精一杯のことを頑張りたいなと改めて思っています。

――ラペたちがヘミングウェイを発見するシーンはとてもインパクトがあります。撮影で印象的なことはありましたか?

太田 目の前に斎藤工さんがいらっしゃるだけでもすごいのに、なかなかレアなシーンだったので、ミスをして撮り直しにならないように、ご迷惑をかけないように頑張らないと、という感じでした。すごく緊張感がありました。

――船越英一郎さん、白石麻衣さんの印象を教えてください。

太田 船越さんはサスペンスなどで見ていたので、ご一緒させていただけることが夢みたいです。白石さんは個人的に大好きな方なので、撮影での役作りなどを見て学べたらいいなと思っています。私はAKB48、白石さんは乃木坂46に所属していたので、グループのことも少しお話できたらと思っています。

――作中ではラペが動画サイトに漂着者の動画をアップするシーンがありますが、太田さんはYouTubeなどで動画はご覧になりますか?

太田 白石さんのYouTubeは今日も見てきました。白石さんのパフォーマンスが好きなんですけど、ゲーム配信などでは新たな一面を知ることができて。それがめちゃくちゃかわいくてチェックしています。あとは「エミリンチャンネル」やヒヨごんさん、ぺえさんのチャンネルとか、食べながらゆっくりお話しされるような、日常っぽい動画が好きです。私はひとり暮らしなので、それを見ながらごはんを食べて、寂しさを軽減させています(笑)。