藤原竜也との共演を心待ちにしていた風間俊介

7月12日に行われた完成披露試写会に登場したのは、藤原竜也、土屋太鳳、西野七瀬、風間俊介、そしてタカハタ秀太監督。

登場して早々、主演の藤原が「僕、ずっとこの撮影は2年前か2年半前だと思っていたんですけど、1年前でした」と笑わせ、さらに「(撮影をしながら)これが小説の中の自分なのか、現実の自分なのか苦労したところはあったんですけど、ここにいるメンバーで監督のもとで楽しく撮影して、素敵に仕上げてもらいました」と作品への思いを語る。

撮影時のエピソードを聞かれると、風間は「竜也くんと会って、一緒にお芝居できるのをすごく楽しみにしていました。竜也くんの役はまくし立てるように喋りますが、僕の役はマイペースに淡々と喋り、混じり合わない2人がシンパシーを感じながら喋り続けるという、今までにないお芝居の感覚を楽しみました」と初共演への喜びを語る。

藤原の出演作を数多く見てきたという土屋は、「竜也さんと掛け合いをさせていただくことが多かったんですけど、そのスピード感やリズム感に目の前にいてドキドキハラハラしました。そんな舞台を見ているような感覚になるのも見どころのひとつかなと思います」と共演への感慨もひとしお。さらに、撮影が行われた富山で藤原からおすすめのバーを教えてもらったそうで、「マネージャーさんとワクワクして行ってみたら、竜也さんが座っていらっしゃって。もう常連というか、よくなじんでいらっしゃって、(撮影現場もバーだったため)撮影に戻ってきたみたいな感覚になりました」と微笑む。

作中で藤原演じる津田との軽口を交わすシーンが印象的な西野は、現場では緊張していたようで「監督から、距離感を縮めるために『ハグすれば?』『お姫様抱っこしてみれば?』と言われて、物理的に距離を近づけてほぐしてもらいました」と、はにかみながら独特な演出を振り返った。

全編富山での撮影で、キャスト・スタッフ陣の関係性はしっかりと深まったよう。藤原が「もっと富山にいたかったくらいですよね」と話すと、土屋と監督から盛大なツッコミが。

その理由は “新幹線との戦い”にあるらしく、「8時45分から50分に全カット終わっていれば、9時38分ぐらいの新幹線に乗ってその日のうちに東京に帰れるんですよ。正直、そこの戦いもありました」と藤原から詳細が語られる。

風間は「その時間に終わらせることを目標としてたってこと?」とツッコミ、さらにタカハタ監督も「現場はそれを意識していました。竜也さんを最終の新幹線に乗せないとって」と続く。藤原は「帰ることしか考えていないみたいだけど……」とたじたじ。風間が「見てもらったら作品のことを考えていたのが分かりますよ」とフォローするが、タカハタ監督は「竜也さんは撮休の日は必ず東京に帰っていきました」とひと言。そんなトークからもチームワークのよさが伺えた。