月ノウサギのレンタル移籍期間にメンバー個々が切磋琢磨

――月ノさんは半年間、WACKの育成グループ「WAgg」へレンタル移籍されていましたが、その間、PARADISESのことは気になりましたか?

ウサギ 逆にPARADISESへ自分から積極的には関わらないようにしていたというか。WAggの活動に必死だったのもありますし、WAggで結果を残さないと戻る意味もないと思ってやっていました。

――3人はWAggにいる月ノさんをどう見ていましたか?

ユウカ 私はGANG PARADEの頃から月(ノウサギ)と活動してきたので、別のグループにいることが不思議な感覚でした。月はWAggでやるべきことがあって、私たちも月がいないPARADISESでやることが明確にあったので、レンタル移籍期間が終わるまでにしっかりやるべきことを進めていくしかないなと思っていました。

▲テラシマユウカ

ナルハ WAggのライブ配信などで月ちゃんが頑張っている姿を見て、PARADISESも頑張らなきゃいけないと思いましたし、月ちゃんが戻ってくるまでに、もっと自分たちも成長していなきゃいけないという気持ちでした。

メイ 私もWAggのライブ配信を見て、PARADISESとは全然違うタイプの曲調の楽曲をパフォーマンスしている月ノちゃんの姿に、この半年間でいろんなものを手に入れてくるんだろうなと感じました。私たちも、PARADISESとして見せられるものは何なのかを考えていました。

▲キラ・メイ

――月ノさんがWAggで学んだことで、どんなことがPARADISESの活動でも活かせそうですか?

ウサギ WAggに入った時、半年間という短期間で、どうメンバーと関われるのか、どうしたら自分の考えを伝えられるのかなってすごく考えたんです。それはPARADISESでも活かせるなと思います。パフォーマンス面でも、PARADISESはポップな曲が多いんですけど、WAggはWACK全体の楽曲をやらせていただくので、ライブでは自分の新たな世界を無理やりこじ開けるみたいな感覚だったんです。おかげで自分の幅が広がって、良い意味でPARADISESの曲をよりストレートな気持ちでパフォーマンス出来るようになりました。先日開催した7月17日のワンマンライブでは、半年前よりも素直な気持ちで、等身大の自分でPARADISESの曲を歌えるようになっている感覚があって。それは半年間、WAggでやったからこそだなと感じました。

▲月ノウサギ

――半年ぶりに月ノさんが合流した時は、どんな気持ちでしたか?

ユウカ 感動的な再会というよりは、ここからが始まりっていう感じが強かったです。

――そんな中、7月9日でウタウウタさんが脱退しました。

ユウカ 急に決まったことで、混乱した方もいらっしゃると思います。

――まだ受け止めきれない部分もあるかと思いますが、どのように脱退が決まったのでしょうか?

ウサギ ウタから「PARADISESを辞めたい」ということを聞いて、渡辺(淳之介/所属事務所WACKの代表)さんとスタッフさんとメンバーで集まって、いろいろ話し合ったんです。そこで引き留めても、辞めたいって気持ちを持ったまま活動してしまうのは、ウタにとっても、PARADISESにとってもためにならないんじゃないかという話し合いのもと、脱退という結果になりました。