高校2年で留年するも担任への復讐心で卒業
――学生時代の話をお聞きしたいんですが、森田さんは高校生のときに留年されたとか?
森田 本当に勉強ができなくて、出席日数が足りてんのに留年しました。
――学校自体は楽しかったですか?
森田 めっちゃ楽しかったです。留年するまでは……。高校2年のときに留年したんですけど、俺以外にも20人ぐらい留年したんですよ。学校の偏差値的には中の中ぐらいだったんですけど、そういう中ぐらいの高校が一番留年するんですって。
――1人2人の留年だと恥ずかしいですけど20人もいると、まだ心強いですね。
森田 まあ、そのまま18人は辞めましたけどね、俺と一番仲良かった奴と、俺だけが学校に残ったんですよ。
――よく耐えられましたね!
森田 ちょっと復讐心もあったんです。留年したときの担任が、「俺の教師人生で、出席日数足りてて留年した奴は初めてや」「俺の顔に泥を塗りやがったな」って怒ってたんですよ。さらに「お前どうせ行くって言うても途中で辞めんねんから、それやったら今辞めろ」と言われたんです。それが悔しくて、絶対卒業しようと思ったんです。
――1歳下の後輩たちと残りの高校生活を過ごしたってことですよね。
森田 そうですね。絶妙な距離感、半敬語みたいな(笑)。
――そのとき、将来のことは考えてなかったんですか?
森田 全然考えてなかったですね。特にやりたい仕事もなかったです。
――東ブクロさんは、高校時代どんなタイプでしたか?
東ブクロ 僕は地元でイケてる奴が行く高校に通ってました。校則が緩くて、私服でOK、茶髪も金髪もOKみたいな。しかも学力的には学区の中で2番目なんですよ。学区で1番の学校も偏差値的には行けたんですけど、やっぱりイケてるとこに行きたいから、あえて下げて行って、茶髪デビューしました。
――見た目もチャラい方へとシフトしていったんですね。
東ブクロ ベタな高校デビューです。
森田 そんなとこ、高校デビューの集まりやろ!ガリ勉がいくところやねんから。
東ブクロ そこに行くためには勉強せなあかんのですけど、入ってしまうと遊ぶのが楽しくなって、みんな勉強せんようになるんですよ。
――不良はいなかったんですか?
東ブクロ いなかったですね。ある程度、常識があって、はっちゃけてる奴みたいなのが多いところやったから。森田みたいに留年する奴もおるし、僕もなんとかギリギリで単位を取れた、みたいな感じでしたね。
――完全に私服ですか?
東ブクロ 完全に私服です。野球部だけ制服に坊主でした。
――毎日私服というのも大変そうですね。
東ブクロ 大変でしたね。結局制服の方が楽やったなと思いました。ダサい奴は顕著に2軍3軍みたいな扱いを受けるから、服のことばっか考えてましたね。
――高校生だとそうそう服も買えないですよね?
東ブクロ だからイケてるやつから中古で買ったりしてました。そいつが着んようになった服を10着ぐらい持ってきて、個人フリマみたいに千円ぐらいで売るんですよ。それをサイズも合わへんのに買ってましたね。
――東ブクロさんは高校入学の時点で、大学進学は考えていたんですか?
東ブクロ 中学2年くらいからお笑いはやりたいと思ってたんですけど、親も大学までは行けってことだったので、一応大学は受けようって感じでしたね。
衣装協力
森田さん
ジャケット ¥19,800円~(参考価格)/FABRIC TOKYO
他/スタイリスト私物
東ブクロさん
パンツ ¥12,100円/NOLLEYS
他/スタイリスト私物
FABRIC TOKYO
03-6277-5536
渋谷区千駄ヶ谷5-23-13南新宿星野ビル6階
(全て税込)