「マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」の注目ポイントは?
―トラウデンさんは9月4日(土)に開催される「第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」に今回も参加されます。前回に引き続き無観客での開催となりますが、出演する側としていかがでしょうか?
トラウデン やっぱりお客さんに会いたい気持ちは大きいですが、たとえ面と向かって会えなくても繋がれる時代だということに感謝したいです。私がモデルを始めた頃にはオンライン開催なんて考えられなかったですからね。
―オンライン開催ならではのメリットは、どういうところに感じますか?
トラウデン バーチャルとの融合など新しいものを取り入れられているのはオンライン開催のメリットだと思いますし、個人的にはLINE LIVEで、見ている人が自分の声を直接届けられるのが良いなと感じます。会場で直接お客さんから声をかけられるのも嬉しいですが、一方で一人ひとりの声をピックアップするのは難しいです。LINE LIVEならコメントを見ることができますし、ちゃんとみなさんの声は出演モデルにも届いています。

―TGCでも環境問題を取り上げるブランドが年々増えていますが、そういった変化を感じたのはいつ頃からでしょうか?
トラウデン 変わってきたのは去年です。それ以前からTGCは国連と繋がりを持って、早い段階から環境問題に取り組んでいましたが、見ている方々に伝えていくには相応の準備期間も必要です。そういう状況が整い始めて、急速に加速したのは、去年コロナ禍を経験したのが大きいと思います。私も前回、「TGC サステナ STAGE」を歩かせていただきましたが、TGCという大きなイベントのファーストステージを経験できたのは大きな意味があると思っています。
―若い世代からの反応はいかがですか?
トラウデン 若い世代は柔軟にキャッチしてくれる人が多いですね。おしゃれな見え方であれば、すぐに取り入れてくれるんです。「環境問題は我慢することではなくて、クールなもの、かっこいいもの、だからやっていこうよ!」という伝え方ができないかと私自身も常に模索しています。

―環境問題に関心を持つ若い世代は着実に増えている印象です。
トラウデン 故意に環境を傷つけたい人なんていないと思います。便利がそこにあるから、仕方なく環境が壊れていってしまう。そこを見ないようにしていれば自分は便利に生きていける。そう思うのは当たり前ですよね。より便利に、より生きやすくなったらいいなと思うのは私も同じです。ただ生活はいつも通りでも、選ぶものを変えるだけで、便利が保たれたまま環境への負荷を減らせることは結構あるんです。小さなことでも自分ができることをする。そうやって意識を少し変えれば選ぶ行動も変わっていきます。TGCが、そのきっかけになれば嬉しいですね。
―TGCの見どころを聞かせてください。
トラウデン TGCはショーの構成や順序全てに意味がありますし、出演者たちがどんなことを話しているかも含めて注目してほしいですね。そしてお洋服はもちろん、それ以外のトレンドもぜひTGCでキャッチしてください!