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初出演のTGCを見た友達から感動して泣いている動画が送られてきた

――芸能界に入る大きなきっかけになったのがTGCだったそうですね。

石川 そうなんです。中学生の頃から土屋アンナさんが好きで、土屋アンナさんがTGCに出演しているということを知り、見たくてTGCに行きました。そのときに、テレビや雑誌で見るモデルさんたちの歩いている姿がキラキラ眩しくて、女の子の憧れが全部詰まっているような場所だと思いました。地方に住んでいたのでなおさらキラキラして見えたのかもしれません(笑)。その後、モデルのお仕事をさせていただくようになってから、大きな目標の一つにTGCがありました。モデルになったからには、中高生の頃から憧れていたTGCに出演したかったです。もちろん衣装も含めて、エンターテインメントとしても楽しかったです。

――念願叶って2017年、憧れのTGCに初出演されました。そのときはどんな気持ちでしたか?

石川 TGCに出たいと昔から公言していて、家族にも話していたので、その姿をやっと見せることができるのだなと思いました。目標の一つでもあったTGCに出演するということは簡単なことではなかったので、目標が叶ったときは感慨深いものがありました。

――今回のTGCは過去3回同様、オンラインでの開催になりました。

石川 やっぱり寂しいですね。早く安全な形でお客さんと一緒に盛り上げられるようなTGCが開催できるようになればいいなと思います。

――どんなことを意識してオンライン開催のTGCに臨んでいますか?

石川 表情や動きなどは、画面の向こうで見てくれている人がいるということを、すごく意識するようになりました。お客さんがいないと、どうしても自分たちで盛り上げていかないといけない部分が大きくなります。それだけ、お客さんの存在は大きくて。お客さんの存在を忘れてしまうと盛り上がりに欠けてしまうので、画面を通じてではありますが、一人ひとりが会場にいるのだと想像して歩くようにしています。

――バックステージの雰囲気はいかがですか?

石川 楽しいです。私と同じ『CanCam』の専属モデルもたくさん出ていますし、最近は皆で集まって撮影することがあまりないので、皆に会える数少ない機会でもあります。他のモデルさんともTGCで何度も会うことで交流が増えていったので、感染対策をしっかりした上で、なるべく皆とコミュニケーションがとれたらいいなと思います。

――自分から積極的に話しかけられる方ですか?

石川 そうですね。待ち時間があると、皆で楽しく過ごしたいなという気持ちになります。

――これまで出演した中で、特に思い出深いTGCはありますか?

石川 初出演のTGCです。無観客になる前までは、母が毎回、栃木からTGCを見に来てくれていたのですが、初めて出演したときは、地元や大学の友達も来てくれました。後で話を聞いたら、感動して泣いてくれた友達もいて。その様子を動画に撮って送ってくれて、本当に思い出深いです。

――今回のTGCの注目ポイントを教えてください。

石川 今回のテーマは「アタラシイTGC」で、オンラインでもより楽しめるコンテンツになっていると思います。私たち出演する側も頑張りますので、よりたくさんの方に楽しんでいただけたら嬉しいです!

今年の秋冬はレトロな感じのデザインに注目

――今年の秋冬で注目しているアイテムやコーデを教えてください。

石川 少しレトロな感じのデザインに注目しています。アンティーク調のニットを買ったので、それをメインにしてゆるっと着たいです。色は茶色など、こっくり系に注目しています。今回、着させていただく衣装候補の中に、レザーのジャケットがあったのですが、すごくかわいくて、コーデのポイントとして使えるなと思いました。

――どういうポイントで普段の洋服を選びますか?

石川 私は自転車や徒歩で移動することが多いので、スニーカーやフラットシューズを履くことが多いです。なので自然とそれに合うものを選びます。

――トレンドは意識しますか?

石川 強く意識している訳ではないのですが、撮影や展示会などで見たりする中で自然とインプットされて好きになっていることが多いです。少し話は変わりますが、最近は骨格診断やパーソナルカラー診断を推しているなと感じることがあります。確かに服を選ぶときの指針になりますし、自分の似合う服が分かるという意味では、とても大事だと思います。ただ最近、それに頼りすぎないことも大切かなと思います。

――どういうことでしょうか?

石川 似合わないと診断されたもの対して敬遠したり選ばなくなったりするのはもったいないなと。自分が似合う服を分かった上で、似合わないかもしれないけれど、着たいと思った気持ちで服を選ぶのも大事だと思います。

モデルになったのは自分の中でイレギュラーなことだった

――これまでのキャリアについてお伺いします。19歳のときにスカウトがきっかけで芸能界入りしましたが、その前からモデルになりたい気持ちはあったんですか?

石川 モデルへの憧れはありましたが、なりたい気持ちは当時ありませんでした。就職するつもりで大学に入学したので、自分の中では本当にイレギュラーなことでした。大学に入ってからは、大学生活とアルバイトをするだけで精一杯で、上京してからやりたいことがあったのですが、思うようにできなかったです。そんなときにスカウトしていただいて、日々の生活で精一杯になってしまっている自分が変わるきっかけになりました。

――芸能界のお仕事一本でやっていこうと思ったのはいつでしょうか?

石川 もともとCAさんになりたくて上京したので、大学3年生ぐらいまでは、いろいろ迷っていました。もともとCAになりたかったんです。モデルになってからもずっと他のアルバイトをしていたのですが、それを辞めても芸能のお仕事だけでなんとか生活できるようになり、だったら大好きなお仕事を続けようということで、大学卒業後も芸能界でやっていく決断をしました。

――俳優としても活躍されていますが、昔から演技に興味はあったんですか?

石川 興味を持ったのはこの世界に入ってからです。芸能に限らず、いろいろなことに挑戦してみたいという気持ちがあったので、自分から「このお仕事をしたい」というよりも、マネジャーさんから提案していただいたお仕事は全てやってみようという気持ちでした。ありがたいことに当時、初めて映画に出演させていただいきお芝居ってこういうものなんだ、俳優としてしっかりやっていきたいという気持ちが生まれました。

――それまでお芝居の経験がないのに、そう思えたのは幸せなことですね。

石川 逆に右も左も分からない状態だったので、一歩踏み出せたのかもしれません。今思えばそんな状態で引き受けるべきではなかったのかもしれないですけど(笑)。

――大学卒業から1年でCanCam専属モデルになりました。

石川 やっぱりモデルである以上、専属になるのは憧れであり目標でした。19歳で芸能界に入ったときから、なれるものならなりたいと思っていました。

――10代で専属モデルになる方も多いですが、いろいろな経験を積んだ上で専属モデルになって良かったことはありますか?

石川 地元の栃木で中学・高校時代を過ごし、上京してから大学生として過ごせたことは、本当に良かったと思っています。もちろん早くからモデルのお仕事を始めていたら違った自分がいると思いますが、今まで過ごしてきた時間が今に活きているので後悔はありません。

――モデルと俳優のお仕事、自分の中で切り替えている部分はありますか。

石川 やっていることは違のですが、プロとして自分がやるべきことや表現するという意味では同じですし、関わっているスタッフさんやモデルの方々と一緒に協力していいものを作るという意味でも変わらないと思っています。なので、気持ちの違いは自分の中ではないです。

――最後に進路に悩むティーンにメッセージをお願いします。

石川 私は高校生の頃、どんなお仕事が世の中にあるのか、ほとんど分かっていませんでした。特に教えてもらうこともなかったので、周りの方々がやっているお仕事しか頭に浮かびませんでした。いろいろな選択肢を持つためにも、世の中にはいろいろなお仕事があるということを知ることが必要だと思います。それを知るには、いろいろなところに行ったり、いろいろ人と話したりするのが大事です。「自分には向いてないのかな」「自分にはこういうことはできないだろうな」と自分からシャットアウトしてしまうことが多いと思うのですが、それはすごくもったいないです!やってみて向いていなければやめればいいですし、そこから世界が広がったり出会えたりする人もいるので、どんどん挑戦してみてほしいです。得意ではないことも、好きな気持ちがあれば勉強にも取り組めますし、苦手だからという理由で諦めないでほしいです!

Information

第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN / WINTER
2021年9月4日(土)13:00〜19:30(予定)
TGC公式LINEアカウントで配信,TGC公式YouTubeチャンネルで再ライブ配信

公式サイト

石川恋

モデル/俳優

1993年7月18日生まれ。栃木県出身。19歳でスカウトをきっかけに芸能界入り。2017年、『CanCam』9月号から同誌の専属モデルを務める。俳優としても活躍、ドラマや映画に多数出演。主な映画出演作に『マスカレード・ホテル』(19年)、『ぐらんぶる』(20)など。
9月17日に『マスカレード・ナイト』、10月15日に『かそけきサンカヨウ』の公開を控えている。

Photographer:Yuta Kono,Interviewer:Takahiro Iguchi