すべての曲に「自分がこうしたい」という思いが込められている
――メジャーデビューアルバム『POP』から、約1年2ヶ月ぶりのフルアルバムリリースになりますが、作品のポイントやそれぞれのおすすめ曲を教えてください。
内藤 B.O.L.Tはバンドサウンドを基本としていて。前作『POP』はコロナ禍でライブができない中、名刺代わりに出した意味もありました。そこから徐々にステージでの活動を再開できるようになり、今作はライブで盛り上がれたり乗りやすい曲が増えました。バンドサウンドをあまり聴かない人たちも、親しみやすいキャッチーな曲が多く、B.O.L.Tへの入り口としても聴いてほしいし、家でも一緒に踊ってくれるならもっとうれしいです(笑)。リード曲の『Yummy!』は曲と一緒に踊るならピッタリだし、『Please Together』は一度聴いたら頭から離れなくなると思います。
高井 前作は「周りから影響を受けた自分が何を感じて、どう動くか」をテーマにしていましたが、今作はそこからちょっと成長しました。歌詞を見てもらえるとわかるのですが、どの曲もフレーズのところどころに「自分がこうしたい」という表現をちりばめてあります。自分の軸を持って生きるのは大切だと思うし、私も日常生活でその気持ちを大切にしています。青春時代を過ごしている人たちにとってもきっと背中を押してくれるものになっているのかなと思います。
――スターダストプラネットでも最年少のコンビ“あやなの”のお二人からみては今回の作品はいかがでしょうか?
白浜 ちぃちゃん(高井)も言ったように「自分がこうしたい」という思いを込めた歌詞には注目してほしいです。ワクワクするようなテンションの上がる曲が多いですし、私も元気をもらっています。私も(青山)菜花ちゃんもまだ中学1年生なので、テスト期間中におすすめしたいのが『Catch The Rainbow』です。中学生になって四苦八苦しているのが中間テストや期末テストで…。『Catch〜』の歌詞に「7回転んでも笑ってやろうぜ」というフレーズがあるんですけど、自分の中で「ちっちゃいテストで7回転んじゃっても、大丈夫だよ。笑ってやろうぜ!」と変換しながら、この曲を聴いて1学期を乗り切りました(笑)。もちろんテストに限った話ではなく、前向きな言葉がたくさん入っている曲なので歌詞の意味も感じながら聴いてほしいです。
青山 前作と聴き比べると、私たち“あやなの”の成長も感じ取ってもらえるかなと思います。学校へ通っているなら『まわりみち』を聴いてほしいです。歌詞を見ると背筋がピンと伸びるようなフレーズがたくさんあって、今から学校へ行くというときにはピッタリな1曲になっています。リード曲『Yummy!』も大好きですし、“今のB.O.L.Tを見てほしい”というメッセージを込められていて、一度聴いたらきっとクセになります。私たちのことを知らない人たちにぜひ聴いてもらいたいです。