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「青天を衝け」を頑張った自分へのご褒美とは?

――今回TGCのステージに上がってみて、吉沢さんなりに見せ方などで意識した部分はありますか?

吉沢 楽しそうにしているのは大事だなと思いました。無観客という、お客さんの反応が直接聞こえない状態でやるので、見ている人たちにどうやったら伝わるか考えて。カメラ目線を意識したり、カメラに向かって手を振ったりするなど、いろいろやろうと思ってたんですけど、どのカメラが僕を映しているのか分かっていなくて、最初はいろんな方向に手を振っちゃって、バカっぽいところを見せてしまいました(笑)。でも、できる限り見ている人にアピールできればなと思って頑張りました。

――今回、TGCで着用された洋服のポイントを教えてください。

吉沢 マイナビバイトのCMに出演させていただいていますが、マイナビのイメージカラーは「青」です。今回着たのも青いスーツで、明るめな色を入れながらも、シンプルさもあって、フォーマルかつ映えるのがポイントです。

――吉沢さん自身も普段はシンプルなファッションが多いんですか?

吉沢 シンプルなものばかり着てますね。Tシャツでもプリントのないものを着ることが多いです。

――流行に左右されるというより、いつでも着られるような服が多いということですか?

吉沢 確かに何年でも着られるような服を選ぶことが多いです。

――今年の秋冬で注目しているファッションのトレンドや、最近ゲットしたアイテムがあれば教えてください。

吉沢 時計を買いたいなと思っています。めちゃくちゃ趣味って訳でもないんですけど、「青天を衝け」を頑張ってきた自分へのご褒美というか。記念にいい時計を買っておくのもアリかなと思って探しています。

――どんな時計が好みなんですか?

吉沢 やっぱりシンプルなものがいいですね。普段使いでガチャガチャしないような、どんな服にも合わせやすい時計がいいです。

インプットとアウトプットを同時にしながら駆け抜けている

――「青天を衝け」ですが、主役の渋沢栄一を演じる上でかなり体を作られたとお伺いしました。スタイル維持のためにやってることと、それに伴う楽しさや難しさについてお聞かせください。

吉沢 役作りで体を作ることはしますが、そうでないときに体を作っているかと言われると、基本的にはやらないタイプです。今回は青年期の渋沢栄一が、村一番の力持ちだったというエピソードがあるので、できるだけ体を大きくしようと思ってご飯を多めに食べて、ジムでウェイトの筋トレをして、という生活を2年近くやってました。

――2年もかけていたんですか!

吉沢 大変ではありますけど、やればやるほど体の形は変わってきますし、ウェイトで上げる重量もどんどん上がっていって純粋に楽しいなと思いました。役に合わせて体重を増やしたり減らしたりするのは楽しいんですけど、今年の5月ごろに別の作品への出演も決まって、それが痩せている役だったんです。だから1カ月の間に5キロ落として、また増やしてということをやったんですけど、死ぬほど大変でした(笑)。短期間で体を変化させるという行為は、あまりやってはいけないなと思いました。

――2021年は「青天を衝け」以外にも、映画『東京リベンジャーズ』、声優として劇場アニメ『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション』と、立て続けに話題の大作が公開され、特別な年になったのではないかなと思います。振りかえってみていかがですか?

吉沢 大きな作品が立て続けに公開される中で、大河ドラマを1年間やってきました。僕の中ではずーっと大河の撮影を走っていた感じで、目の前のことをひたすら追いかけていて、がむしゃらだったなという印象です。去年はもっとゆったりというか、大きな作品が公開される中で、作品を届けるというアウトプットの瞬間がいっぱいあったんですが、今年はインプットとアウトプットを同時にしながら、駆け抜けていますね。

――「W online」のティーン世代の読者に一言メッセージをお願いします。

吉沢 大人になると選択肢は増えるかもしれないけれど、「これをやりたい!」と思ったときに、そこに気持ちを持っていく勇気みたいなものがどんどんなくなっていく感覚があるんです。若いときしか燃やせない情熱みたいなものを、何かにぶつけるのは大事なことだと思いますし、僕自身もっといろんなことをやっておけばよかったなという後悔もあります。なので、時間があるうちに、やれることは全部やった方がいいですよ。

吉沢亮

俳優

1994年2月1日生まれ。東京都出身。「アミューズ全国オーディション 2009 THE PUSH!マン ~あなたの周りのイケてる子募集~」審査員特別賞受賞。2011年、ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」でメテオ役を演じる。主な映画出演作に、『リバーズ・エッジ』(18年)、『銀魂2 掟は破るためにこそある』(18年)、『キングダム』(19年)、『一度死んでみた』(20年)など。

Interviewer:Takahiro Iguchi