初めての連ドラ出演で役者というお仕事を続けたいと思った

――岡本さんはモデル以外にも、ドラマや映画、バラエティなど幅広く活躍されていますが、デビュー当時から多方面での活動を考えていたんですか?

岡本 もともとは女優をやりたいと思ったことはなかったです。小学生のときにファッション雑誌を読んでいて、「誌面に出ているモデルさんに会いたい!」というミーハー精神と、「モデルのお仕事って楽しそう」という好奇心でオーディションを受けました。その精神は演技やバラエティのお仕事を始めるときも同じで、節目節目でお仕事の選択肢はいろいろありましたけど、まずはワクワクすることを優先していました。

――いろいろなことをしながら、その時々を楽しむ、と。

岡本 そうですね。逆に本当にこれはやりたくないって思ったものはちゃんと事務所と話し合いをして、どうしてやりたくないかを考えるようにしています。そのほうが人生を楽しめますから。

――自分の意見をはっきり言うのは度胸のいることでもあります。

岡本 そうですね。ただ、自分の思いをちゃんと発することが、相手を信頼することにも繋がりますし、自分に責任を持てる気がしています。意見を言うことで、お仕事は最後までやり通さないといけないなっていう責任感も生まれます。

――役者としてのターニングポイントは何でしたか?

岡本 15歳のとき、初めて連ドラで役をいただいた『GTO』です。役者を本業としてやっている先輩方に囲まれる中、私が主役の回があって、悩み苦しみながら演じました。それが報われたときは嬉しかったですし、共演者の方がいろんな役作りの方法を教えてくださいました。そのときに役者というお仕事を続けたいなと思いました。

――年末には舞台『愛するとき 死するとき』の出演も決まっています。

岡本 舞台役者の先輩方がたくさんいる中でのお芝居なので、今からヒリヒリしてます(笑)。

――「W online」読者には、将来の進路を検討しているティーンも多いので、メッセージをお願いします。

岡本 私は高校卒業後の進路を考える時期に、大学進学も選択肢にあったのですが、大学に行ってやりたいって思うことに出会えませんでした。お仕事で経験することに、自分にとっての学びがあるなと思ったので、芸能一本でやろうと決めました。そうやって自分の目で見て、感じていく中で、ワクワクときめく方向に導かれていくのもいいのかなと思います。

岡本夏美

モデル

1998年7月1日生まれ。神奈川県出身。2011年度、『ラブベリーモデル・オーディション』グランプリ受賞。2011年5月~2012年2月、『ラブベリー』専属モデル。2012年3月~2015年4月、『ニコラ』専属モデル。2015年8月~2018年12月、集英社『セブンティーン』専属モデル。2019年1月より、『non-no』専属モデル。2013年、俳優デビュー。主なドラマ出演作に「鈍色の箱の中で」(テレビ朝日系)、「そして、ユリコは一人になった」(関西テレビ)、「きれいのくに」(NHK)、主な映画出演作に『BACK STREET GIRLS-ゴクドルズ-』『映画 賭ケグルイ』(19)、『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』(21)、『ハニーレモンソーダ』(21)など。

Photographer:Atsushi Furuya,Interviewer:Takahiro Iguchi