芸能活動一本に打ち込めて毎日ワクワクして楽しい
――井上さんはお父さんの影響で、3歳からテニスを始めて、大学までテニスをされていたと伺いました。大学の勉強とスポーツの両立はいかがでしたか?
井上 高校までは大丈夫だったんですが、大学時代は、勉強とテニスと芸能活動を全部一緒にやっていたので、そのときはキツかったですし、時間の配分も大変でした。今は芸能活動一本に打ち込めているので、毎日ワクワクして楽しいですし、人生が豊かになったなと思います。
――大学時代にテニス関連のカタログモデルになったことがきっかけで芸能界入りされましたが、芸能界に入る際に葛藤はありましたか?
井上 めちゃくちゃありました。まず、この世界で生きていけるかっていうことがあり、あとは20年間やってきたテニスを辞めることも思い切りがいるものでした。
――ご家族は芸能界入りにどう思われていましたか?
井上 最初はあんまり良くは思ってくれなかったんですけど、今はすごく応援してくれています。
――2020年に俳優デビューして以来、数多くのドラマに出演されていますが、昔から演技に興味はあったのでしょうか?
井上 かっこいいなと憧れるぐらいでしたがいろいろな現場を経験していくうちに、俳優の奥深さを感じるようになりました。今は、もっとお芝居に触れたいというのが一番です。いろんな種類の役をもっともっとやりたいです!
――8月20日に発売したデジタル写真集「つな×そら」の見どころを教えてください。
井上 今日一緒にランウェイを歩いた綱啓永と一緒に撮影した写真集なんですけど、わちゃわちゃしていたり、キメてたり、いろいろな表情が見られると思います。写真はあまり得意じゃないのですが、いろんな人の写真を見て、こういうのカッコいいなと見よう見まねで撮影に臨みました。
――9月10日から、同じく綱啓永さんとW主演しているTwitterドラマ「いただけば、尊し」(おいしい共同生活)も公開されています。
井上 「いただけば、尊し」は仲の良い僕たちの関係性が垣間見える内容です。自然なお芝居で、僕たちを感じられるようなドラマになっていますので、ぜひ見てほしいですね。
――「W online」読者には、将来の進路に検討しているティーンも多いので、メッセージをお願いします。
井上 チャンスって限られていると思うんです。だから、こういう道が開けるかもって思ったときは、時間を惜しまずに、悩んでみた方がいいのかなって思います。学生時代はテニスに打ち込んでいたのに、今はランウェイを歩いている僕みたいに、人生が急に変わることもあります。どっちが楽しいかというと、僕は今が一番楽しいし、テニスを辞めたことは後悔してないんです。だから時間をかけて悩んで、後悔しない道を選んでください。
