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初めてのランウェイは夢のようなひと時

――初めてTGCのランウェイを歩いてみていかがでしたか?

卓也 あっという間で、夢のようなひと時でした。一瞬で終わっちゃいましたね。

――緊張はありましたか?

卓也 緊張している暇もなく、パッと出て、スゲーと思っていたら、もう終わってました。

有輝 確かにね。

――オンライン開催でしたがカメラは意識しましたか?

有輝 「どのカメラで今抜かれてるんだろう」とモニターをチェックしながら歩いちゃいました!

卓也 僕は自分たちがどういう歩き姿をしているのか想像もつかなかったです。

有輝 そっかそっか。初めてだもんな。

卓也 うわあ!そういえばTGCは2回目なんでしたっけ?

有輝 僕、4年ぶり2度目なんで!前回は小栗旬さんのものまねで歩かせていただきました。

卓也 おばたのお兄さんと一緒に歩いんたんだよな。

――そのときの経験は活きましたか?

有輝 まあ、そうですね。

卓也 いやいや、お前も相当あわてふためいていたぞ。

有輝 いやいやいや!

卓也 「どうしよう……これ大丈夫かな」とか言ってたぞ。

有輝 そんな訳ないじゃん。

――今日着た洋服はいかがですか?

卓也 めっちゃかっこいいですよね。

有輝 お兄ちゃんは普段から柄のシャツを着てたりするので近い部分はあります。

卓也 いつもの感じがちょっと派手になったかなっていうね。

有輝 僕に関しては全部が初めてすぎて。このヒョウ柄は何ですか?石塚(英彦)さんが着る洋服みたいな。

卓也 オーバーオールな。ベレー帽も似合ってるよ。

有輝 始まる前にティモンディの2人に会って、「ノッポさんの2代目っすか?」って言われたんですよ。

――確かに似てます(笑)。

有輝 いきなり出鼻をくじかれました。

――お互い普段はどういうファッションが多いんですか?

卓也 僕はストリートカジュアルです。

有輝 僕はセットアップとか着てますね。

――お互いの普段のファッションを見てどう思いますか?

有輝 お兄ちゃんは木村拓哉さんをリスペクトしているだけあって、木村拓哉さんみたいな日があります。木村さんのインスタ見てそのまんま同じ服を着てるときがありますからね。

卓也 有輝はオシャレな後輩芸人にコーディネートを全部お願いしてるんですよ。後輩芸人と一緒に買い物に行って、全部で5セットぐらい買って。なのでオシャレはオシャレです。

――そんなに信用のおける後輩がいるんですね。

有輝 はい、最強のスタイリスト芸人がいるんで(笑)。

前歯4本を折ったのがお笑い芸人を目指したきっかけ

――コンビ結成したきっかけについてお伺いします。卓也さんは一度就職してからお笑い芸人を目指されたと伺いました。

卓也 簡単に言うと、会社のバーベキューですごくはしゃいで転んで前歯を4本折ったんです。医者に行ったら「死ぬかもしれませんでした」みたいなことを言われて。だったら自分がやりたいことをやろうと。もともと芸人になりたい気持ちもあったので、会社を辞めて、ワタナベコメディスクールに入りました。

有輝 当時、お兄ちゃんから写真が送られてきたんですけど、前歯がなくて丹下段平みたいな見た目だったんですよ。

卓也 だから2か月間ステイホームしていました。

有輝 そんな奴から「お笑い芸人になろう」と誘われたんですけど、その見た目で誰が笑うんだよって話で。

卓也 誰も笑えないよな。

――どうして有輝さんを誘おうと思ったんですか?

卓也 小学校の頃から先生のものまねなんかをして、昔から客観的に見て面白かったっていうのもありますし、ちょうど高校を卒業するタイミングだったので一緒にやらないかと。

有輝 本当いいタイミングで誘われたので、やっちゃうかって。

――卓也さんがお笑い芸人を目指すのも普通に受け止めたんですか?

卓也 そうですね。クラスでも人気者タイプだったし、性格も明るいので、お笑いやらないのかなぁって感じで思っていました。

――ワタナベコメディスクールで、他の生徒よりも存在感を示すために意識していたことはありますか?

有輝 ものまねだったり、兄弟だったりと、しっかりした武器を持って、自信を持ってやっていけば自ずと道が開けるんじゃないかみたいな感覚でやってました。

卓也 人がやらないようなネタをやろうとか、俺らしかできないようなことをやろうみたいなことは考えていましたね。

――ブレイクするまでへこたれることはなかったんですか?

卓也 そういう気持ちはお互いに持ってはいたと思うんですけど、あまり口に出さずに、ポジティブにやってましたね。

有輝 いつか売れてみせるって思ってましたから。

卓也 すごい自信だ(笑)。

有輝 サボらずに毎日何かを頑張っていればいつか行けるだろうって気持ちでした。

10代の子たちに救われた

――土佐兄弟がすごいのは同世代だけではなく、自分たちよりも一回りぐらい下の若い世代にも受け入れられているところです。

卓也 特に10代を意識している訳じゃないんですけど、学校ネタが今の10代の子たちにも刺さってくれて、僕らのほうが10代の子たちに救われたなっていうのがあります。

――これからお仕事でチャレンジしたいことは何でしょうか?

卓也 今はありがたいことに自分たちの冠が付いている番組を、テレビとラジオそれぞれでやらせてもらっているので、たとえば時間帯を上げるとか、長寿番組にするとか、ちょっとでも大きくしていきたいです。あと「高校あるある」のコントで高く評価していただいているので、有輝には映画やドラマなどの演技にも挑戦してほしいですね。

――有輝さん自身、本格的な演技に挑戦したい気持ちはありますか?

有輝 やりたいですね。あと今、先陣を切ってお兄ちゃんが真面目にしゃべりましたけど、けっこう本当はヤバい奴なんですよ。それを世間に知ってもらいたい気持ちもあります。

卓也 そんなことないよ。

有輝 常識がある感じに見えるんですけど、めちゃくちゃ変な奴で。こんなサイコパスはいないです。今日のTGCでも、僕が「めっちゃかっこつけて歩こうぜ」って冗談で言ったら、何の疑いもなくモデル気取りでしたからね。よく33歳で、周りは10代の子ばかりなのに、あんなことできるなって。一人だけ昭和生まれなのにおかしいですよ。

卓也 一人だけってことはないだろ!

――司会のりんたろー。(EXIT)さんも昭和生まれですしね(笑)。芸人を目指す若者は多いですが、売れるまでには時間がかかることがほとんどです。諦めない秘訣ってありますか?

有輝 今は何でブレイクするか分からない時代だと思うんですよ。僕らもSNSで注目されたのが大きかったので、常にアンテナを張って、いろいろなところに行って、得意分野を見つければ上手くいくんじゃないでしょうか。

卓也 固定概念をなくした方がいいですよね。芸人だからって漫才とコント以外やっちゃいけないってことは全然ないですから。自分が得意なことや興味のあることを突き詰めて、発信した先に何かあると思うから、固い考えを捨てることが大切です。

土佐兄弟

お笑い芸人

卓也(兄):1987年9月28日生まれ。有輝(弟):1994年12月15日生まれ。東京都出身。ワタナベコメディスクール18期生。レギュラー番組に「あるある土佐カンパニー」(テレビ朝日)、「千鳥のクセがスゴいネタGP」(フジテレビ)、「土佐兄弟のCultureZ」(文化放送)。

Photographer:Atsushi Furuya,Interviewer:Takahiro Iguchi