メンバーそれぞれの歌声で見せたBiSHの『BiSH-星が瞬く夜に-』6連発

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夜も更けてすっかり辺りが暗くなったSMILE GARDEN。彼女たちがこの大舞台に帰ってきたと思わせてくれたのは、彼女たちならではの“TIF名物”である『BiSH-星が瞬く夜に-』のみのパフォーマンスを繰り広げてくれたから。持ち時間の30分間で、たった1曲を計6回繰り返し披露した。

1回目、サビの振りコピで客席と一体感をみせる曲中では、モモコ・グミ・カンパニーが「こんにちは、BiSHで〜す!」と観客へアピール。ハシヤスメ・アツコは「TIF2021!最後まで楽しんでってね〜!」と煽り、アユニ・Dも「TIF、行くぞ!」と声を張り上げて叫んだ。

まだまだ始まったばかり。そこから2回目の同曲のイントロが流れなおも象徴的なサビの振り付けをマネしながらステージへと食らいつく観客たち。メンバーごとのパートが入れ替わり、歌い上げるメンバーがアユニ、モモコ、リンリンへスイッチする。

3回目の冒頭で「BiSHの時間はまだまだだぞ〜」と声を張り上げたのは、ハシヤスメ・アツコ。まさしく“ハシヤスメ劇場”そのもの。彼女がソロで全編を歌い切るサプライズへと続く。

4回目では、セントチヒロ・チッチが「今日は今日しかないので。めいっぱいめいっぱい、BiSHを堪能してってください!」と鼓舞。同じ曲だからといって、客席もけっして手を緩めない。曲中の手拍子はさらに力強くなる。

5回目の全編で歌のメインパートを任されたのはモモコ。途中、テンションがだいぶ高まったのか、ステージ上で滑りそうになるハプニングも「滑りました!」と笑顔で乗り切った。「一緒になって今日を噛み締めていきたいです!」というチッチの一言でスタートした6回目を終えて、横一線に並び深々とお辞儀した6人。ザワついた客席を背にして、そっとステージを跡にした。