映画『告白』の出演でお芝居を続けていこうと思った

――山谷さんのキャリアについてお伺いします。2007年にエイベックス主催の「俳優・タレント・モデルオーディション」に合格したのが芸能界入りのきっかけだったそうですが、どうして応募しようと思ったんですか?

山谷 小さい頃からテレビを見るのが好きだったんですけど、テレビの仕組みが分からなかったので、すべて生放送だと思っていました。「どうしてさっきまでバラエティに出ていた人が、CMになると一瞬で違う姿になっているんだろう」と不思議で(笑)。その謎を解くためには、自分もテレビに出ればいいんだと思って、小学5年生のときに「将来やりたいことは何か?」を話しているときに、私は「テレビに出たい」って言ったんです。その一言を覚えていてくれた担任の先生が、「エイベックスの全国オーディションが仙台にも来るよ」って教えてくれたんです。

――担任の先生の勧めだったんですか!

山谷 そうなんです。どうせ受からないだろうと思って受けたら合格で、正直本気じゃないまま始めました。なんとなくモデルさんはキレイな服を着た可愛い子がやっているという印象があったので、モデル志望にしましたが、当時は身長が小さかったので、自然とお芝居の方に進むことになりました。自分からお芝居を続けていこうと意識したのは、中島哲也監督の映画『告白』(2010年)に出演したときです。

――『告白』は中学校が舞台で、同世代の役者さんも数多く出演されていました。

山谷 私自身、中学1年生だったんですけど、スタッフさんも先輩の役者さんも対等に接してくださって。ダメなところは本気で怒って、向き合ってくれるという環境が自分の肌に合っていました。ものづくりに年齢は関係ないんだと思って、大人の方々と話すのが楽しかったです。それを機に、たくさん映画やドラマを観るようになりましたし、本も読むようになって、今は当たり前にしていることを始めたのが、そのときでした。

――早い段階で役者というお仕事の面白さを感じていたんですね。

山谷 テレビに疑問を抱いていたときと同じで、好奇心が旺盛なので、どうやってオーディションは決まるんだろう、どうやって映画は公開されるんだろうって、今も知りたいことが多いですし、だから続いているんだと思います。