Contents

SMエンターテインメントの沼にハマる

――この連載ではK-POPに造詣の深い佐藤まりあさんに、これまでハマったK-POPアーティストの魅力を聞いていこうと思います。第1回目は、佐藤さんとK-POPの出会いから教えてください。

佐藤 最初は日本の音楽番組に出ていた東方神起を観て、そのかっこよさに惹かれました。そのときは学校の友達と、「曲かっこいいよね」「メンバーの誰が好き?」と話す程度のライトなファンでした。

――日本のアイドルには興味はありましたか?

佐藤 男女ともにアイドルは好きでしたけど、応援の仕方が分からなかったのでハマるという感じではなかったです。あと東方神起のことをアイドルとして意識して見てなかったですね。東方神起をきっかけに、彼らの所属するSMエンターテインメントの動画をYouTubeで観て、SHINee(シャイニー)、Super Junior(スーパージュニア)、少女時代などの存在を知って、徐々にSMエンターテインメント以外のアーティストも聴くようになって、K-POPの沼にハマっていきました。

――東方神起のどこに惹かれたのでしょうか?

佐藤 曲のかっこよさはもちろん、とにかく歌が上手い!当時は5人で活動していましたが、メンバーの誰が歌っても上手いですし、どんなマイクリレーも完璧でした。歌が上手いだけでもすごいのに、ダンスしながらの生歌で、ライブでのアレンジの加え方もカッコよくて。図々しい言い方になってしまうかもしれないですけど、一応、私も同じ職業に就いているので分かるんですけど、やっぱり生歌だとぶれるし、高い音は辛い。でも東方神起は、それを楽々とやってしまう。陰ではたくさんの努力があったんでしょうけど、お客さんの前では完璧な姿を見せるんです。そんなグループを過去に観たことがなかったので新鮮でした。

――推しメンはいましたか?

佐藤 あえて挙げるならユチョンさんですけど、みんな好きでした。歌声がそれぞれ違っていて、誰がメインというより、全員がメインボーカルを取れるところやコーラスも魅力的で東京ドーム公演の頃は完全にハマっていました。人生で初めて買ったCDシングルも東方神起の「BREAK OUT!」(2010年1月27日リリース)なんです。5人の作品としては最後のほうなんですけど。東方神起に出会わなかったら、こんなにK-POPにハマることはなかったと思います。東方神起を機に、いろんなアイドルが韓国にいることを知りました。

――その後、いろいろなアーティストを聴くようになって、それでも東方神起は別格だと感じますか?

佐藤 ぶっちぎりで歌が上手いんじゃないかと思います。ポジションがラッパーのメンバーでも、ちゃんとバラードを歌える。本当にすごい!レジェンドです。

少女時代のライブに衝撃を受ける

――東方神起をきっかけにSMエンターテインメントを聴くようになったとのことですが、男性グループだけではなく、女性グループの少女時代にもハマったんですね。

佐藤 ちょうど少女時代が日本で活動し始めたくらいの時期で、スタイルが良くて、可愛くて惹かれました。友達と2011年に国立代々木競技場第一体育館で行われた「Japan 1st Tour:GIRLS’ GENERATION」を観に行ったんですけど、それが私にとって初めてのライブ体験でした。

――初ライブが少女時代だったんですね。生で観た少女時代はいかかでしたか?

佐藤 細い!美しい!歩いているだけで様になる。女性アイドルを大きなステージで観たのも初めてでしたし、テレビでよく聴いていたヒット曲「Gee」を生で観られて大満足でした。

――当時は少女時代とKARAが人気を二分していた印象です。少女時代のファンは同世代が多かったですか?

佐藤 私より少し年上の女性の方が多かったかな?チケット代も高かったですし、韓国アイドルを応援するのって学生にはなかなかハードルが高かったです。

――少女時代で好きな曲は何でしょうか?

佐藤 当時は「I Got a Boy」が好きでした。それまではキレイ系な感じだったのに、突然ヒップホップっぽくなり、私もファッションを真似ていました。最近、聴き返していいなと思ったのは夏らしい「PARTY」。あと改めて「Gee」は、めっちゃいいなと思ってSpotifyのプレイリストにも入れました。それと「The Boys」。少女時代は一貫してキュートというイメージがある中で、「The Boys」はかっこいい路線で好きです。

――「少女時代」で推しメンはいますか?

佐藤 リーダーでメインボーカルのテヨンさんです。歌声が好きなんです。今はソロ活動を活発にされていて、ずっと聴き続けています。今年7月にリリースした「Weekend」がめっちゃ可愛くて、ラジオに出演させていただいたときにも流しました。

――今も少女時代は活動しているんですか?

佐藤 解散はしてないですけど、ここ数年はグループとしての活動はないですね。メンバーも結成当時は9人だったんですけど、今SMに残っているのは5人なんです。最後に少女時代名義で出したアルバム『Holiday Night』が2017年8月4日リリースだから、4年も経っちゃったんだ!自分も大人になったなって感じますね(笑)。

ファッションも音楽も先を行くSHINee

――先ほど名前が挙がったSHINeeについてもお聞かせください。

佐藤 東方神起をきっかけにSMエンターテインメントにハマった後、一旦K-POP熱が収まった時期があったんです。また火が着いたのはSHINeeの日本デビューでした。

――2011年6月22日にシングル「Replay -君は僕のeverything-」で日本デビューしたんですね。

佐藤 もう10年前か~(笑)。もともと原曲の「Replay」(2008年)も好きだったんですけど、日本語歌詞のはまりがとても良くて、そこからまたK-POPを聴くようになりました。こういうミディアムテンポのアイドルソングを聴いたことがなかったので新鮮でした。

――日本デビューする前のSHINeeはどんな印象だったんですか?

佐藤 私がSHINeeを知った頃は、デビューしてかなり経っていましたが(2008年デビュー)が、それまで自分が聴いてきたJ-POPの曲とはまるで違っていて、どういうジャンルの音楽なんだろう?みたいな感覚で、聴き込むようになったんです。SHINeeで一番好きな曲はダンスも含めて「Everybody」です。

――2013年リリースの曲ですね。

佐藤 音楽番組の衣装がステージ毎に違うんですけど、それがすごく楽しみで、今ネットに上がっている「Everybody」は、ほぼ観たと思います。その頃はどっぷりSHINeeにハマっていたので、リアルタイムで韓国の音楽番組も観ていました。

――「Everybody」のダンスはどこが魅力なのでしょうか?

佐藤 ダンスの揃え方がすごくて、一人ずつスイッチを押されてだんだん動いていく振りだったり、一人がプロペラになって腕をブンブン回して飛行機みたいな表現をしたり。とにかく新しい!SHINeeにしかできないダンスで難易度が高いんです。(※「Everybody」のライブ映像を視聴しながら)ほら、飛行機のシーンを観てください!まず一人ずつが起き上がっていきます。最高に目が回るカメラワークですよね。この一人ずつ起き上がって踊るのがかっこいいんですよ!

――SHINeeで推しのメンバーはいますか?

佐藤 目を惹くのはテミンですけど、みんな好きですね。SHINeeも全員歌が上手!あと他のグループにはないオシャレさがあります。ファッションも音楽も、ちょっと先を行ってるみたいな。

バラエティ対応も抜群だったSUPER JUNIOR

――もう一つ名前が挙がったSUPER JUNIORはいかがですか?

佐藤 私がSUPER JUNIORにハマった大きな理由は、バラエティに力を入れていたからです。日本では放送していなかったので主にYouTubeで韓国のバラエティを観ていたんですけど、シンドンさんという元々コメディアンを目指していたという方もいて、それが新鮮でした。SUPER JUNIORは、音楽活動はもちろんですが、バラエティで活躍する姿もよくテレビ番組で見ることができたので、ハマれる要素がたくさんありました。

――SUPER JUNIORのパフォーマンスと楽曲はいかがですか?

佐藤 結成当時は多国籍グループで、メンバーも13人と多かったので、ダンスに迫力がありました。楽曲もすごくかっこよくてキャッチー。ユニットやソロでの活動もたくさんあって、それもいいんです!特に好きな曲は「Devil」(2015年)です。イントロのギターからかっこいいんですけど、フィロソフィーのダンスがやっている楽曲に通じるものがあって、ファンク的な要素を上手く取り入れています。「Devil」はMVもおススメで、ストーリー仕立てになっていて凝っているんです。

――アクション映画の予告編を観ているようなドラマティックな作りですね。

佐藤 お金のかけ方とかCGの使い方がすごいですよね。以前読んだ記事で、TWICEのMV撮影が丸4日間かかるって書いてあったんですけど、「Devil」の膨大なカット数やシチュエーションを観ると、どれぐらい撮影に時間がかかったのか気になります。「Devil」以外の曲だと、ド定番ですが「SORRY, SORRY」(2003年)です。同じ言葉を繰り返すところが韓国っぽいなって。このMVも、めちゃめちゃ観ましたね。この曲は韓国の若手アイドルグループがみんなカバーする登竜門的な楽曲なんです。今でもカバーしている人は多いと思います。

――今もSMエンターテイメントのアーティストは聴くんですか?

佐藤 聴きます。やっぱりRed Velvet(レッドベルベット)は頭から離れないクセになる楽曲が多いので毎回チェックしていますし、NCT(エヌシーティー)は、とにかくダンスがすごいので、よくダンスの練習動画を見ています。あれだけ上手だと見ていて本当に気持ちが良いです。最近はaespa(エスパ)が気になっていて、楽曲やメンバーのキャラクター等、深掘りしていきたいと思っています!

Information

フィロソフィーのダンス
メジャー4thシングル「サンフラワー」12月1日(水)リリース。
●初回生産限定盤(CD+BD):6500円(税込)SRCL-11970~11971
※BDには7月4日に行われた「Dance with Me TOUR 2021」東京公演の様子を収録予定
※スペシャルボックス仕様 ※副音声にメンバーによるオーディオコメンタリー収録
※オリジナル・ステッカー封入 ※撮りおろし写真で構成された豪華フォトブック付き

●通常盤(CDのみ):1250円(税込)SRCL-11972

●期間生産限定盤(CD+BD):2,400円(税込)SRCL-11973~11974

※BDには「サンフラワー」Music Video、MVのメイキング映像を収録予定
※アニメ盤・デジパック仕様
<全形態4曲収録>

佐藤まりあ(フィロソフィーのダンス)

アイドル

9月13日生まれ。埼玉県出身。2011年よりアイドル活動を始め、2015年に「フィロソフィーのダンス」結成。2020年9月23日、ソニー・ミュージックレーベルズよりシングル『ドント・ストップ・ザ・ダンス』でメジャー・デビュー。今年9月8日、ソロ曲「Decade」を配信リリース。

Photographer:Yuta Kono,Interviewer:Takahiro Iguchi