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ガチでお笑い好きが集結した白熱の会場

TBSラジオ系列で放送されている『マイナビLaughter Night』は、オーディション形式で新世代のスターを発掘するお笑い番組。月間チャンピオンが集まって年間チャンピオンを決める「チャンピオンLIVE」も今年で7回目を迎える。

これまでの歴代優勝者は第1回(2015年)がニューヨーク、第2回(2016年)と第3回(2017年)が空気階段、第4回(2018年)がやさしいズ、第5回(2019年)が真空ジェシカ、第6回(2020年)がオズワルド。

第2回と第3回の優勝者・空気階段は、先日の『キング・オブ・コント2021』で優勝したこともあって、大会の注目度は上がり続けている。この日もVTRで空気階段が登場し、マイナビLaughter Nightへの思いを語った。

今回、参戦したのは出演順に、演芸おんせん、TCクラクション、そいつどいつ、キュウ、スーパーニュウニュウ、サスペンダーズ、金の国、令和ロマン、ナイチンゲールダンス、ママタルト、シシガシラの11組。

ゲストMCを務めたのは南海キャンディーズ・山里亮太。進行はTBS アナウンサーの若林有子。山里はステージに登場したシシガシラ・脇田浩幸やママタルト・大鶴肥満を引き合いに出しながら「今日ここに来てくれたのは芸人を顔で選んでいるのではなく、ガチでお笑いが好きな人たち」と話した。

トップバッターに立ったのは演芸おんせん。2人による息の合ったテンポのいい漫才で幕を開けた本戦は、5分間の持ち時間の中でそれぞれが存分に持ち味を発揮。コロナ禍で「お笑いライブなのに歓声が上げられない」という逆風をものともせず、会場のボルテージを上げていく。「不安定な人ばかりで最高!」とMCの山里が叫んだように、キュウやスーパーニュウニュウなどのシュールなネタが受けたのも本大会の特徴だった。

マイナビ賞に救われたそいつどいつ

11組のネタ披露が終わった後は、前回チャンピオンのオズワルドがスペシャルゲストとして登場。MC陣とトークを繰り広げた後にネタを披露した。

そして、いよいよ結果発表。例年以上にハイレベルな戦いとなったが、今年のグランドチャンピオンは「DVDショップのアダルトコーナーで右往左往する高校生」というコントを披露した金の国に決定した。

まだキャリア4年目の2人はジャンプしながら喜びを爆発させつつ、「YouTubeの登録者数が300人しかいないので登録をお願いします」と宣伝。コントの設定上、学ラン姿だった渡部おにぎりは賞状を授与されている姿が「卒業式みたいだな」と冷やかされる一幕もあった。

観客投票によって優勝賞金100万円とTBSラジオで2時間の冠特番をゲットした金の国に対し、特別協賛のマイナビからマイナビ賞が贈られたのは、心霊スポットにやってきた二人組の一人に取り憑いた霊が、もう一人とコミカルなやり取りを繰り広げるそいつどいつだった。

そいつどいつは喜びよりも、「すっごくうれしいんだけど、どうしたらこういう大会で優勝できるのか……」と悔しさをにじませる。大会終了後のバックステージでも、「あのときとまったく同じ」と『キング・オブ・コント2021』で優勝候補に挙げられながらファイナルステージ進出できなかった一件を振り返る2人。しかし「このマイナビ賞に救われた」と気を取り戻すと、「来年は絶対に優勝します!」と力強く宣言した。

なお「喜びを誰に伝えたいか?」と尋ねられた、市川刺身は「ブラジルに住んでいる父親」と即答。日本のテレビがNHKしか映らないブラジルでは、息子の活躍を知る機会がネットニュースくらいしかないのだという。そこで市川は「ブラジルのお父さん、聞こえますか~!今、僕は家賃5万5000円の和式便所の家に住んでいるけど、賞金10万円で高い芳香剤を買おうと思うよ!僕にはまだウォシュレットは早いので」と謎の呼び掛けを、メディアを通じて行った。

優勝した金の国が喜びのコメント

「面白い人たちばかりの中で賞を獲らせていただいたことが本当にうれしいです」(渡辺)

「いつもより笑っていただけている実感はありましたが、他のみなさんもウケていたので、優勝の手応えは特にありませんでした」(桃沢健輔)

イベント終了後、改めて報道陣の前に現れた金の国は、こう謙虚に大会を振り返った。

賞金100万円の使い道について聞かれると、「『ツギクル芸人グランプリ』(フジテレビ系)の賞金で相方が19万円のバイクを購入したので、もう少し高いバイクを買ってマウントを取りたい」と桃沢が語れば、渡辺は「YouTubeでおにぎりを食べる企画をやっているので、美味しいご飯が炊ける炊飯器を買いたい。高級なやつがいいですね」と目を輝かせる。

また冠番組の内容について問われると、渡辺は「おしゃべりは好きなので、相方と普通に明るく話せれば」と自然体のまま回答。一方の桃沢は「僕らはラジオの経験があまりないので、ハガキ職人さんなどに助けてもらいながら番組をなんとか成立させたい」と話した。

『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ系)をよく聴いているという桃沢は、「(ラジオの冠番組は)本当に大変なことだと思います。僕らがメディアで2時間の尺をもらえることなんて今までなかったですから。そもそもトークは得意じゃないし、時事ネタを斬るといったこともできないですけど、たとえばいろんな人とコントの話をしてみたいという気持ちはあります」と語った。

「ツギクル芸人グランプリ」で金の国が圧倒的な優勝を飾ったのが今年9月のこと。それから1カ月もしないうちに「マイナビLaughter Night」でも優勝を果たし、本当に「ツギクル」が実現してしまった格好となった。だが、腰の低い2人は「寒くなってきたので健康だけには気をつけたいです。みなさんもお身体にはお気をつけください」とファンに対する気遣いを忘れないまま、深くお辞儀をして去った。

短期間で2つの栄冠を勝ち取った金の国が、今後のお笑い賞レースで台風の目になることは間違いない。涙をのんだ10組も、この悔しさをバネに芸に磨きをかけるだろう。ますますマイナビLaughter Nightから目が離せない。

Information

「マイナビ Laughter Night」
TBSラジオ
毎週金曜日深夜 24:00~25:00 放送
前半30分は毎月の OA 争奪ライブを勝ち抜いた若手芸人のネタを放送。オンエアされた芸人の中から、リスナーが「今週の一番おもしろかった芸人」を投票し、「YouTube の再
生回数」「リスナー投票数」「番組審査員による採点」を総合して毎月「月間チャンピオン」を決定!さらに月間チャンピオンは毎年行われるチャンピオン LIVE に TBS ラジオ冠特番の権利をかけて争う。後半 30 分は第 6 回グランドチャンピオンの「オズワルド」が送るトークあり、ネタありの 30 分コーナー「ほら!ここがオズワルドさんち!」を放送。1年に1度、月間チャンピオンが集結する「チャンピオン LIVE」を開催。優勝者には、TBS ラジオ冠特番の権利を贈呈。

公式サイト