モデル活動を始めた頃は遊び感覚だった

――9月4日に開催されたTGC(「第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER」)にみちょぱさんも出演されました。今回もオンライン開催でしたが、どんな印象を持ちましたか?

みちょぱ オンライン開催になって4回目ですけど、すごくバージョンアップしていますよね。控室にいたとき、配信をリアルタイムで見ていたんですけど、CGやXRを使ったファッションショーもあって、「ここまできたか!」って驚きました。もちろん早くお客さんを入れてやりたいですけど、オンラインでここまでできちゃうのはすごいですよね。

――そもそもファッションにはいつ頃から興味を持ちましたか?

みちょぱ 小学3〜4年生ぐらいかな。小さい頃から可愛い洋服を見つけたら、親に「これ買って」とか言ってましたけど、「こういうのが着たい!」という自分の価値観みたいなのが定まったのはそれぐらいだと思います。

――周りの友達よりもファッションに興味を持つのが早かったですか?

みちょぱ そうですね。ファッションもそうですけど、メイクを始めたのも早くて。小学5年生の時にはギャルに憧れてメイクをしていました。

――ギャルのどういう部分に惹かれたんですか?

みちょぱ 友達のお姉ちゃんがギャルで。その時は白肌が流行っていたので、白肌に金髪で目元真っ黒、みたいな。その友達の家に行ったら、お姉ちゃんがギャルの友達と集まってワチャワチャ騒いでいたり、音楽を聴いたりしていて楽しそうなんですよ。あとお姉ちゃんの部屋の、扉の隙間からチラッと見えるゼブラ柄の布団カバーだったり、香水の匂いだったりが大人に見えて、すごく刺激的でした。

――みちょぱさん自身、中学3年生のときに渋谷を拠点にギャルサーを設立されますが、何かきっかけはあったんですか?

みちょぱ たまたま地元の先輩でギャルサーに入っている人がいて、「妹分サークルを作りたい」って相談を受けて、「じゃあ一緒にやろう」とやり始めました。そのときに総代表を務めたんです。

――人をまとめるのは得意なほうだったんですか?

みちょぱ 妹分サークルを作ろうと言った先輩から、「お前がやれ」と言われて始めたんですけど、もともと体育祭とかでも引っ張る側のタイプだったので、そこは苦じゃなかったですね。もちろん大変な部分も多かったですけど。

――同じ時期に読モとして『Popteen』にも出るようになります。

みちょぱ ギャルサーに入って2、3カ月ぐらいで、知人を通じて『JC Popteen』(※『Popteen』の別冊)の撮影に呼ばれて、それをきっかけにギャルサーは辞めちゃいました。

――もともとモデルに憧れはありましたか?

みちょぱ 目立ちたがり屋だったのでファッション誌に載れたらラッキーって気持ちはありましたけど、自分から応募したりは一切なかったです。ギャルサー時代、スナップで何度か掲載されたこともありましたが、あくまで見る側で、モデルになるなんて考えたこともなかったです。『JC Popteen』に呼ばれた時も最初は同じような感覚で、中学生だとバイトもできないので、お小遣いみたいな感じでギャラがもらえたし、遊び感覚でやっていました。

――読モ時代から、読者人気は高かったですよね。

みちょぱ 初めて『JC Popteen』に出た半年後ぐらいに、本誌のほうで私を含めて女子中学生6人の連載企画が始まって。それまで『Popteen』ではやっていなかった、アンケートの人気記事を誌面に載せるようになりました。それで、いつも1位2位を争っているうちに、Twitterのフォロワー数がどんどん増えていきました。