めちゃくちゃ面倒くさがりで、めちゃくちゃポジティブ人間
――高校時代から仕事に軸足を置いていたんですか?
みちょぱ そうですね。もともと学校があまり好きじゃなかったんです。団体行動は嫌いじゃないんですけど、校則みたいなルールがあると無理になっちゃうというか。そういうのが全然ダメで、好きなことをやらせてくれ!みたいな。だからこそ仕事のほうに力を入れられるのが楽しかったし、なおかつ正当に学校を休む理由にもなりました。
――高校時代からバラエティー番組でも活躍されています。
みちょぱ モデルを始めた時と一緒で、バラエティーも積極的にやりたいって気持ちはなかったんです。ちょうど藤田ニコルがおバカキャラでブレイクし始めたぐらいの時期で、それを近くで見ていて、めちゃくちゃ忙しそうで大変そうだなと思っていました。私も勉強はできないし、バカなんですけど、それはバレないほうがいいなと思っていて。ニコルはそういう系で行ったけど、私はいいやみたいな気持ちもあって、余計にバラエティーに積極的ではなかったんです。だから私の場合、急にバラエティーにたくさん出てブレイクした訳ではなく、気づいたらいるみたいな感じでした。
――バラエティーもモデル同様、結果が出たことで、どんどんのめり込んでいったのでしょうか?
みちょぱ そうかもしれないですね。最初の頃は、そこそこ受け答えはできているけど、面白いことは特に何も言ってなくて、とりあえず場をこなしているだけみたいな感じでした。ただ、どの番組がきっかけかは分からないんですけど、徐々にバラエティーに呼んでもらえる機会が増えて、やりがいを感じ始めました。
――みちょぱさんは芸人さんからの信頼も厚いですが、どうやって場の空気を読めるようになったんですか?
みちょぱ 「慣れ」なのかな。いっぱい場数を踏んでいると、こういう時はこうしたらいいんだというのが自然と身についてくるんです。いまだに正解は分からないですけどね。ただ、今の時代、芸人さんとまでは言わないけど、それに近いものは女性タレントさんも求められるじゃないですか。ニコニコ笑っているだけでは呼ばれなくなるし。かといって私は指示通りに動きたくなくて、自由にやらせて欲しいタイプなので、自分のリアルのままやっています。無理していないからこそ、ずっと楽しくやっていけてるのは大きいかも。
――スタジオに錚々たる役者さんや芸人さんなどが多数揃っていても緊張しないんですか?
みちょぱ しないですね。楽しもう!という気持ちのほうが強いです。あと私は都合の良い考え方ができるんですよ。たとえば「別に面白いことを言わなくても、芸人さんじゃないからいい」みたいに開き直れるんです。だから、「今日の番組はしゃべれなかったな」と思っても、「ま、いっか」ってポジティブに考えられます。
――バラエティーの最前線にいて、そのポジティブさは素晴らしいですね。
みちょぱ 私はめちゃくちゃ面倒くさがりで、めちゃくちゃポジティブ人間なんです。それが裏目に出ることもあると思いますが、自分ではその性格が好きで。バラエティーで結果を残そうと出演者同士でバチバチするのも面倒だなと思うので、そんなときは全然引きますし、そっちのほうが精神的にも楽です。