どんなものにも柔軟に変化できる超特急を表現したアルバム

――待望の4thアルバム『Dance Dance Dance』ですが、新衣装はカイさんがデザインに携わったんですよね。

カイ 今回のアルバムがいろんな国のダンスミュージックを取り入れたものになるので、僕たちが日本からワールドワイドに広がっていくというイメージがありました。だから、和装をベースに生地なども日本らしいものを使い、そこに海外のアイテムや素材、形を取り入れたんです。あとはジャンルレス、ボーダーレスというテーマも含まれていて、様々な種類の曲を取り入れるとともに、性別の壁も乗り越えて、どんなものにも柔軟に変化できる超特急が表現できたらいいなという思いを込めました。

――なぜ、世界のダンスミュージックをコンセプトにしたのでしょうか?

タカシ 今は、世界中で身動きがとりにくい状況が続いていて、気持ちも落ち込んでしまいがちだと思います。僕らにとっても3年ぶりのアルバムということもあり、出すからにはそれなりの意味がないといけない。そこで、僕たちを応援してくださっている8号車(※ファンの愛称)のみんなはもちろん、観て聴いてくれる全世界の人が笑顔になれるような、そんなアルバムにしたいということで、いろんな国の曲を取り入れてみることにしたんです。

――アルバム収録曲として先行配信中の、リリックが日本語と英語、そして韓国語という新曲「같이 가자(カチカジャ)」は、韓国の「1 MILLION DANCE STUDIO」で活動している日本人ダンサーのYUMEKIさんによる振り付けです。

ユーキ 「같이 가자」は、「高校生ダンスプロジェクト」の課題曲になることも決まっていたので、高校生と一緒に踊れるという点と、サビにはキャッチーさを出してもらいたいということは伝えていて。あとは、YUMEKIくんから出てくるエナジーやスタイルをフルに活かしてもらうようお願いしました。

――お話に出た高校生向けダンスプロジェクト「超特急とDance Dance Dance~世界をダンスで笑顔に~」は現在エントリー受付中(※11月10日締め切り)ですが、どういった経緯で開催することになったんですか?

ユーキ コロナ禍でコンテストや発表会がなかなか開催できなくなっている状況は悲しくて、高校生と一緒になって何か楽しいことができないかと考えたんです。ダンスも今は必修科目になっている学校もあると聞いたので、この機会を通じて高校生と一つの作品でつながり、面白い化学反応を起こせたらと思っています。

――本プロジェクトの優勝者は超特急と共演ができるということで、どんな化学反応が起きるか楽しみです。また、先日配信開始した「Добрый день(ドーブリジェン)」はロシア民謡などを取り入れたダンスナンバーとなっており、こちらも超特急の新たな一面を感じさせる楽曲に仕上がっています。

タカシ 「Добрый день」はダンサー4人での楽曲で、僕は参加していないのですが、レコーディングでは多国籍な楽曲を歌いました。必然的にいろんな言語や楽器に短期間で触れたのですが、とはいえ国によってタイプが全く違うので、歌い方や表現の仕方は変えようという意識がありました。超特急は毎回いろんなジャンルの曲を表現するので、その都度変化を起こそうという気持ちは持っているんですけど、今回はちょっと違う感覚もあって。どのようにビートに乗り、いかに音を大切にできるか、そういったことを考えていましたね。