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SDGsの目標「ジェンダー平等を実現しよう」に基づいた芸人が登場

月に1回放送している、ニッポン放送のラジオ番組「SDGs MAGAZIINE」。剛力彩芽がMCを務め、世界中のSDGsに関する様々な情報を取り上げている。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称で「持続可能な開発目標」という意味。エネルギー枯渇や環境汚染、飢餓、ジェンダー、経済成長といった、世界中が抱えるあらゆる問題を2030年までに解決すべく掲げられた目標で、2015年9月の国連サミットで採択された。

17コの大きな目標と、それらを達成するための169のターゲットで構成されており、いま現在、国連加盟193カ国が様々な形で取り組んでいる。

お笑い業界の代表格である吉本興業も、SDGsが提示する17コの目標を盛り込んで漫才やコントを披露する「SDGs-1グランプリ」を開催するなど、お笑いと紐づけながらSDGsの普及につとめており、今回、剛力彩芽とよしもと芸人たちの夢のコラボイベントが実現した。

本イベントの後援としてグローバルリングシアターを提供した東京都豊島区は、SDGsに対して優れた取り組みを行う自治体として「SDGsの未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」をダブルで制定されている、日本有数のSDGsの街とも呼ばれている。

公開イベントが始まると、メインMCの剛力彩芽とサブMCの次長課長の河本準一が颯爽と舞台に登場。

河本はお馴染みの「タンメンはねぇ!」のギャグを繰り出しながらも、「コロナでなかなか人前に出ることがなかったので、今日は新鮮やわ」と感慨深く挨拶。そして、「目の前のお客さんたちに笑いを届けながら、SDGsに関して考えていきましょう」と意欲を見せる。

剛力も「今日はSDGsについて、より楽しく、分かりやすく、そしてそれぞれの視点で考える。そんな時間になればと思っております」と、声を弾ませた。

そして一緒にSDGsを学んでいく仲間として、ゆりやんレトリィバァ、相席スタート、Everybodyたちが呼び込まれた。

河本は「本日は男女平等ということで、男女のコンビである相席スタートとEverybodyの2組、そして僕とゆりやんのメンバーになったのです」と説明。SDGsの5つ目の目標である「ジェンダー平等を実現しよう」に基づいた座組みであることを明かす。

ジェンダーを勘違いした相席スタート山添寛の行動を山崎ケイが暴露

さっそく剛力と芸人たちがSDGsについて話し合う「SDGs座談会」が開始。

最初のテーマは「SDGsを感じる瞬間」で、Everybodyのかわなみchoy?は「私、中学の時は野球部で、当時は『野球は男の子のスポーツ』というイメージが強かったんですけど、最近は女子野球や女子ソフトボールが普及して、時代が変わったと思いました」と、スポーツを通してジェンダー意識に変化があったことを話す。

剛力も、「ラジオ番組のMCを務め始めて、SDGsを意識している人が思っている以上に多いと感じました」と、実感を込めて語る。

「私も余った食材を廃棄してしまう『食品ロス』をどのように防げるのかを考えるようになりました」と剛力が述べると、河本も「コンビニやスーパーで賞味期限が切れたものは全部片づけてしまって、もちろん安全を考慮したことではあるけど、食品ロスとしてすごく問題になっている」と真面目に語り、人々の意識が広まったと言えども、まだまだ問題が山積みであることを強調した。

白熱した状態のまま、座談会は次のテーマ「ぶっちゃけSDGs」に移る。

剛力が「『ぶっちゃけ、SDGsってどうなの?』と疑問に感じたり、モヤモヤすることがあると思うんですよ」と、このテーマの趣旨を説明する。SDGsに対してそれぞれ正直な感想を述べるという、かなり踏み込んだ議論となった。

EverybodyのタクトOK!!は、「ぶっちゃけSDGsと言われてもピンと来なくて。『エネルギーをクリーンに』と言われて、ガソリンの代わりに水で走る自動車ぐらいしか浮かんでこない」と正直に胸の内を明かすと、河本は「それで良いと思う。『SDGsを説明して』と言われても、なかなか難しい」とフォロー。

相席スタートの山崎ケイは相方の山添寛に対して、「ジェンダーを勘違いしているところがある」と指摘。以前、舞台裏でケイが1人で重たい荷物を運んでいるところ、山添は他の芸人さんから「男のお前が持ってやれよ」と注意を受けたという。しかし、「『俺はケイさんがこれを持てると信じています』と言ったんですね」と、山添が手伝わなかったことを明かす。

山添は「ケイさんは普段から『筋力をつけたい』と言っていたので」と言い訳するも、ケイは「SDGsを履き違えている」と厳しく追及。河本も「思いやりも必要やもんな」と補足し、「やっぱりSDGsについて、知ったかぶりはいかんよね」と述べる。

剛力も「SDGsについて説明できるかと言われると、ちゃんと説明できる自信がありません」と正直に話し、「だからこそ、これからもラジオ番組『SDGs MAGAZINE』でいろいろ考えていきたいと思います」と前向きな姿勢を見せた。

剛力彩芽が「SDGs大喜利」で人生初の大喜利を披露

議論が一段落すると、「SDGs×お笑い」のコラボ企画として、よりお笑いの角度から切り込んでいくべく、「SDGs-1グランプリ」にも出場したゆりやんレトリィバァによる、SDGsに絡めたネタ見せタイムとなった。

ゆりやんはSDGsの12の目標「作る責任、使う責任」を題材にしたと事前に説明。

おもむろに木工ボンドをポケットから取り出して、「私はボンドガールなんです」と叫ぶと、映画『007』のお馴染みのテーマ曲に乗って、破り捨てた台本や使い捨てられた割り箸を木工ボンドで接着させて再利用するというネタを披露した。

「このイベントがラジオ収録だと分かってやってる?」と河本のツッコミがありつつも、場内は爆笑の渦。ゆりやんのネタに客席のボルテージはさらに高まっていった。

さらにイベントはお笑いの要素を強めた、「SDGs大喜利」へと雪崩れ込む。

SDGsに関したお題に芸人たちが面白おかしく答えを出していく企画なのだが、なんと剛力も大喜利に参加することに。「大喜利をやったことないですよ。今回が初めてです」と困惑気味の剛力に、河本は「ガチでやってもらおうと思います」とハードルを上げる。

しかし、「新たにできることなったSDGsの18番目の目標とは?」というお題に対して、剛力は臆することなく「目が合ったら挨拶をする」と堂々と回答。

この回答に芸人たち及び客席から、「素晴らしい!」という声が次々と上がった。剛力は「最近は隣近所でも挨拶が減りましたけど、やっぱりコミュニケーションは大切です」と笑みを浮かべつつ、改めて人と人の繋がりの重要さを語った。

Everybodyと剛力彩芽がクリティカルヒットをコラボ

イベント後半はSDGsの11コの目標「住み続けられるまちづくりを」についてより深く知るために、バリアフリーやユニバーサルデザインに詳しい慶應義塾大学の中野泰志教授がゲストとして登壇。

中野教授は視覚に障害がある人も安心して過ごせる社会を目指して日々研究を重ねており、毎年ニッポン放送開催のチャリティー番組「ラジオチャリティーミュージックソン」にもゲスト出演やアドバイザーとして携わっている。

「ラジオチャリティーミュージックソン」は、目が不自由な人のために「音の出る信号機」設置の基金を募るチャリティー番組。毎年ニッポン放送で12月24日正午から翌25日正午にかけて放送され、今年で47回目を迎える。

「ミュージックソン」で集まった基金で設置された「音の出る信号機」は全国で3245機に及び、首都圏では約20%を占めるという。

ちなみに今年の「ミュージックソン」のテーマは「ココロのバトン MY HEART YOUR HEART」で、SixTONESの6人がメインパーソナリティを務める。

中野教授は、「目が不自由ということが障害ではなくて、目が不自由な人たちのことを考えない社会が障害なんですね。実は我々のほうが見えていないんですよ」と、誰もが過ごしやすい社会に変えていくことが大切だと説く。

さらに白杖とゴーグルが用意されて、剛力や芸人たちが全盲やロービジョン(弱視)を体感するシミュレーションが行われた。

全盲や白内障、視野狭窄などを疑似体験できるゴーグルを掛けて、白杖を頼りに、舞台上に設置された点字ブロックの上を歩く剛力たち。

剛力は途中まで中野教授の肩を借りながらの歩行だが、「目で判断できないので、足と杖の感覚がすごく頼りになります。さらに点字ブロックが途切れると、途端に足がすくんで前に進むことができなくなりました」と、実際に体験して感じたことを素直に述べる。

中野教授は「今度『音の出る信号機』が増えていくことが『住み続けられるまちづくりを』に繋がっていければいいですね」と期待を込めた。

笑いを交えながら様々な企画が目白押しのイベントも、あっという間に時間が過ぎてエンディングを迎えた。

河本が締めようとする中、Everybodyの2人が「最後に僕らの『クリティカルヒット』で剛力さんとコラボできないかなと思いまして」と申し出る。

この突然の申し出に対して、剛力は嫌がるどころか、「ぜひお願いします」と笑顔で快諾。

「クリティカルヒット」は、choyの「スキスキスキ」というラブコールを受けて、タクトが自分の胸に矢印を指しながら、「クリティカルヒット!」を叫ぶ、Everybodyの代表的なネタ。

Everybodyの2人は今回SDGsバージョンとして、10コ目の目標「人や国の不平等をなくそう」に絡めたものを考えてきたと述べて、まずは見本を兼ねて英語、中国語による「クリティカルヒット」を披露。

会場が笑いに包まれる中、今度は剛力がタクトに代わって、choyの「スキスキスキ」を受ける。顔を赤らめながらも、剛力は指で矢印を作ると自分の胸を指して、「クリティカルヒット!」と、しっかりと決めた。

客席のあちこちから「可愛い!」との声が上がり、万雷の拍手が沸き起こる。本イベントのフィナーレを飾って、剛力とよしもと芸人による「SDGs×お笑い」のコラボ企画は無事に幕を閉じた。

このイベントの模様は11月19日放送のニッポン放送の番組「SDGs MAGAINE」にてオンエア予定。

Information

「よしもと×SDGs MAGAZINE 公開番組収録イベント」
開催日時:2021年11月2日(火)
会場:池袋西口公園野外劇場 GLOBAL RING(グローバルリングシアター)
出演:MC:剛力彩芽 サブMC:次長課長・河本準一
ゲスト:慶応義塾大学 中野泰志教授、相席スタート、ゆりやんレトリィバァ、Everybody
オンエア予定日:11月19日(金)「SDGs MAGAZINE」20:00~21:00
主催:吉本興業
協力:ニッポン放送、サニーサイドアップ
後援:豊島区

公式サイト

Reporter:Atsushi Imai