Everybodyと剛力彩芽がクリティカルヒットをコラボ

イベント後半はSDGsの11コの目標「住み続けられるまちづくりを」についてより深く知るために、バリアフリーやユニバーサルデザインに詳しい慶應義塾大学の中野泰志教授がゲストとして登壇。

中野教授は視覚に障害がある人も安心して過ごせる社会を目指して日々研究を重ねており、毎年ニッポン放送開催のチャリティー番組「ラジオチャリティーミュージックソン」にもゲスト出演やアドバイザーとして携わっている。

「ラジオチャリティーミュージックソン」は、目が不自由な人のために「音の出る信号機」設置の基金を募るチャリティー番組。毎年ニッポン放送で12月24日正午から翌25日正午にかけて放送され、今年で47回目を迎える。

「ミュージックソン」で集まった基金で設置された「音の出る信号機」は全国で3245機に及び、首都圏では約20%を占めるという。

ちなみに今年の「ミュージックソン」のテーマは「ココロのバトン MY HEART YOUR HEART」で、SixTONESの6人がメインパーソナリティを務める。

中野教授は、「目が不自由ということが障害ではなくて、目が不自由な人たちのことを考えない社会が障害なんですね。実は我々のほうが見えていないんですよ」と、誰もが過ごしやすい社会に変えていくことが大切だと説く。

さらに白杖とゴーグルが用意されて、剛力や芸人たちが全盲やロービジョン(弱視)を体感するシミュレーションが行われた。

全盲や白内障、視野狭窄などを疑似体験できるゴーグルを掛けて、白杖を頼りに、舞台上に設置された点字ブロックの上を歩く剛力たち。

剛力は途中まで中野教授の肩を借りながらの歩行だが、「目で判断できないので、足と杖の感覚がすごく頼りになります。さらに点字ブロックが途切れると、途端に足がすくんで前に進むことができなくなりました」と、実際に体験して感じたことを素直に述べる。

中野教授は「今度『音の出る信号機』が増えていくことが『住み続けられるまちづくりを』に繋がっていければいいですね」と期待を込めた。

笑いを交えながら様々な企画が目白押しのイベントも、あっという間に時間が過ぎてエンディングを迎えた。

河本が締めようとする中、Everybodyの2人が「最後に僕らの『クリティカルヒット』で剛力さんとコラボできないかなと思いまして」と申し出る。

この突然の申し出に対して、剛力は嫌がるどころか、「ぜひお願いします」と笑顔で快諾。

「クリティカルヒット」は、choyの「スキスキスキ」というラブコールを受けて、タクトが自分の胸に矢印を指しながら、「クリティカルヒット!」を叫ぶ、Everybodyの代表的なネタ。

Everybodyの2人は今回SDGsバージョンとして、10コ目の目標「人や国の不平等をなくそう」に絡めたものを考えてきたと述べて、まずは見本を兼ねて英語、中国語による「クリティカルヒット」を披露。

会場が笑いに包まれる中、今度は剛力がタクトに代わって、choyの「スキスキスキ」を受ける。顔を赤らめながらも、剛力は指で矢印を作ると自分の胸を指して、「クリティカルヒット!」と、しっかりと決めた。

客席のあちこちから「可愛い!」との声が上がり、万雷の拍手が沸き起こる。本イベントのフィナーレを飾って、剛力とよしもと芸人による「SDGs×お笑い」のコラボ企画は無事に幕を閉じた。

このイベントの模様は11月19日放送のニッポン放送の番組「SDGs MAGAINE」にてオンエア予定。

Information

「よしもと×SDGs MAGAZINE 公開番組収録イベント」
開催日時:2021年11月2日(火)
会場:池袋西口公園野外劇場 GLOBAL RING(グローバルリングシアター)
出演:MC:剛力彩芽 サブMC:次長課長・河本準一
ゲスト:慶応義塾大学 中野泰志教授、相席スタート、ゆりやんレトリィバァ、Everybody
オンエア予定日:11月19日(金)「SDGs MAGAZINE」20:00~21:00
主催:吉本興業
協力:ニッポン放送、サニーサイドアップ
後援:豊島区

公式サイト

Reporter:Atsushi Imai