ステージを慈しむようにパフォーマンス

後半は再び「ありがとう枠」の10チームが登場。

「※可憐な華には毒がある(O大学)」はカジュアルな衣装を着た2人組で、渋谷系を彷彿とさせるFemme Fataleの「安眠swimming」と「ピューピル」でスタイリッシュな空間を作り上げる。ラストの「しゅきぴ」(=LOVE)ではアイドルらしいダンスで、セリフのパートまでキュートに=LOVEを再現する。

5人組の「ですてぃねーしょん。(コラボチーム)」は、カラフルな照明をバックにこぶしを突き上げて「マテリアルgirl」(PASSPO☆)を力強くパフォーマンス。さらに「夜明けBrand New Days」(ベイビーレイズJAPAN)ではヒートアップして、観客に訴えかけるようにダンス。

「Prismile(早稲田大学)」は、夢の国のようにファンタスティックな楽曲「秘密のティアラとジェラート」(放課後プリンセス)で登場。めまぐるしい転調が小気味よい「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」(でんぱ組.inc)で、舞踏会さながらの華やかなダンスでミュージカルと見紛うようなステージを構築した。

続く「LikeOG(O大学OG)」も、でんぱ組.incの楽曲「バリ3共和国」「サクラあっぱれーしょん」を立て続けにパフォーマンス。和洋折衷のユニークな衣装に身を包み、随所にコミカルな動きを挟みながら、お祭り感満載で走り抜ける。

「UNGRID(慶應義塾大学)」の8人は、赤い照明を浴びながら「アキシブウェイ」(アキシブproject)を情熱的にダンス。歌詞の内容に合った訴求力のある振りが胸に迫る。「サステナブル」(AKB48)では、緩やかに変化するコンビネーションを繊細な動きで表現する。

「SPH mellmuse(上智大学OG)」は、登場するなり観客を煽りまくり、「What is LOVE ?」(モーニング娘。’14)で攻撃的なフォーメーションダンスを展開。2曲目はモーニング娘。ファンの間でエモい名曲として語り継がれている「みかん」を、全力パフォーマンスで踊り尽くす。

青い照明を浴びて色っぽく登場した11人組の「早稲田大学、早稲田大学OG ももキュン☆」は、「HA!」(NMB48)、「ギューされたいだけなのに」(モーニング娘。’20)の2曲を、妖しく、挑発的にパフォーマンス。「恋を語る詩人になれなくて」(SKE48)では一転して、ステージいっぱいに11人が広がって青春感みなぎるダンスで締めくくった。

「君はトキシック(早稲田大学)」はキレキレのかっこいいダンスが持ち味で、「P.I.C」(≠ME)、「愛を知る」(ラストアイドル)の2曲を、3人組とは思えないバリエーションの振りで踊り、動きもピッタリでチームワークの良さがうかがえた。

「T大学OG (T大学OG)」は大所帯のチームで、めまぐるしくフォーメーションを入れ替えながらも、随所にシンメトリーを活かした振りを挟んで、「「大人列車」(HKT48)、「ジャンパー!」(アップアップガールズ(仮))、「カラフルスターライト」とタイプの違う楽曲を巧みにパフォーマンスした。

トリの「それからふくらむ可愛い頬を、(慶應義塾大学)」は、それぞれの個性を活かした衣装で登場。猛々しい煽りから始まった「Trigger」(NEO JAPONISM)では、ドライブの利いたギターサウンドに乗せてシャウトしながらエモーショナルにダンス。「47の素敵な街」(AKB48)ではイントロでMIXを打ち、全身から楽しさを放出するようにパフォーマンスした。

全てのチームの出番が終わった後は、スペシャルゲストとして「わーすた」が登場。この日もわーすたの楽曲をコピーしたチームが幾つもあったが、彼女たちは過去に何度もUNIDOLの大会でゲストライブをしたことのある常連。彼女たち自身も思い入れの深いUSEN STUDIO COASで、「いぬねこ。青春真っ盛り」「プリティーチャンネル」「詠み人知らずの青春歌」「清濁あわせていただくにゃー」の4曲を、観客も巻き込みながらパフォーマンスした。

この日でUSEN STUDIO COASTでのUNIDOL開催は最後になってしまったが、どのチームも後悔がないように、そしてステージを慈しむように全力パフォーマンスを繰り広げた。この日のイベントは、しっかりとUSEN STUDIO COASTとUNIDOLの歴史に刻まれ、各々の記憶に残っていくことだろう。

Information

「UNIDOL 2021 新木場大感謝祭」
日時:2021年10月20日(水)
会場:USEN STUDIO COAST(東京・新木場)
主催:UNIDOL実行委員会

公式サイト

Photographer Atsushi Furuya ,Text Takahiro Iguchi