それぞれが支えあうみたいな進化を感じる

――1stシングル「カンパネラ響く空で」のリリースから1年以上経った今、ARCANA PROJECTはどういうグループだと思われますか?

桜野 ステージに立つと一人ひとりがヴォーカリストだけど、その5人がグループになって歌を届けるという基盤ができたなと思います。この1年は主線を歌うだけじゃなくてコーラスを重ねたり、歌でどこまでできるかをたくさんチャレンジさせてもらったので、緻密な作戦を立てながらライブができるグループだなというのをすごく感じました。

花宮 みんな、いい意味ですごくマイペースなんです。自分のペースがしっかりしているからこそ気をつかえたり、人との距離感を上手に測ったりできるのかなというのは、出会ったときから思っていて。自分を持っているから人に優しくできるんだなとみんなに思っているし、すごくバランスのいいグループだなと思います。

空野 1年半くらい一緒にいて、改めて出会った頃の振り付け動画を見ると、みんな尖っていたなと思ったんです(笑)。当時は、個性が確立した子たちがARCANA PROJECTとしてひとつになろうと頑張っている感じがしました。今はそれぞれが支えあうみたいな、進化をめちゃくちゃ感じる。きっと絆も深まったんだろうなと思います。

天野 それぞれ個性もキャラも違うけど、それがよくひとつにまとまっているなと思います。ライブ中のMCもすごくバランス取れているし、ヴォーカルユニットとしてソロパートだけじゃなくてユニゾンもすごくキレイにハマっていて。それは5人の強みなんじゃないかなと思います。