勉強が嫌いすぎて選んだ芸人の道 大工でお金を貯めてNSCへ

--渚さんが芸人さんになろうと思ったのはいつですか?

渚 もともとすっごい勉強が嫌いで。高校にも行く予定はなかったんですよ。でも、「高校はさすがに行っとかなあかんぞ」みたいになって。で、試験受けて、普通の高校に合格して。その後はもともと高校も行きたくなかったので、大学にいって勉強なんてしてられへんと思って。じゃあ何がしたいって考えたときに「芸人やな」って思ったから、今芸人やっているっていうだけなんです。こういう番組見てたとか、憧れの芸人がいたとか一切ないんですよね。

芸人になろうと思った時に「NSC(吉本総合芸能学院)」しか思い浮かばんかったから、入学金を貯める為に大工の仕事をしました。事務とか勉強とか、机に向かって何かするとかそういうのが全部好きじゃなくて。学校の教科でいうと図工が好きやったから、それで大工さんいいなって。

--大工さんでお金を貯めて、NSCに入って芸人さんになって。改めて振り返って良かったなと思いますか?

渚 他の仕事をしてないからわからない部分もあるんですが、色々な方と出会えるっていう良さはありますね。毎日知らん人、新しい人と会うっていう良さはあると思います。それは芸人じゃなくてもタレントさんとかもそう。知らない人と出会うのが好きやから、ロケに行って色々な人と話すことが楽しい。仕事って大変なことはありますけど、そうやって人と出会えることはこの仕事の良さですね。

--逆に大変なことはどんなことですか?

渚 「今の時代に合ったことをせなあかん」って思ってしまうことで、面白くない世界にしていっているような気がします。特にテレビに対する世間のルールが多くなってきて、方向性の選択肢も減ってきて、どんどん窮屈になってきてると思います。一部の「テレビおもんない」の意見は、自分たちで作ったルールの結果ちゃうかって。例えば私が昼の時間帯で、年上の方にタメ口使っても「こいつやったらええやろ」とはならなくて、不快に思う人がいる。またその意見を発信し易い世の中になってる。朝早い時間帯の番組に私みたいな眠たそうなだるそうなやつが出ていたら、客観的に見たときに私も嫌な気分になるから、私は朝の番組には出ない、出られない」っていうのをマネージャーさんとかにはいつも言っています。無理をしない。極力自分らしいこのスタイルで芸人をやりたいと思っています。