些細なことでも周りの意見を取り入れた高校時代

――これまで、どんな音楽を聴いてきたのでしょうか?

Karin. 本当に好きなジャンルが幅広くて、中学2年生のときはデビューしたばかりの欅坂46さんにハマりました。クリープハイプさんやMy Hair is Badさんなどのバンドも聴いていましたし、SHISHAMOさんや東京事変さんをコピーしていました。洋楽だとショーン・メンデス、マルーン5、スーパーグラスなどを聴いていたんですが、一番ハマっていたのはボカロですね。小学6年生から中学1年生までカゲロウプロジェクトにドハマりして、今でも思い返して曲を作ることも多いので、自然とそういうサウンドになるんです。

――詞の乗せ方は独特ですが、ボカロの影響と聞いて納得です。

Karin. 曲を作り始めて月日が経ってない頃は、ボカロに感化され過ぎて歌い方も無機質というか、今聴き返すと喜怒哀楽が薄い歌い方ですね。ボカロというジャンルは、1つの曲を「歌ってみた」などで、いろんな人が歌うじゃないですか。そういうのも、たくさん聴いていたので、いろんな歌い方を無意識にインプットしていました。

――音楽一筋でやっていこうというのは、高校生の時点で考えていたことですか?

Karin. そうですね。どうして、そこまでの自信があったのか分からないんですけど(笑)。ただ先ほどお話した中学の先生の影響で、高校3年生になる直前ぐらいまでは中学の先生になりたい気持ちもありました。でも両親と担任の先生と話し合って、今与えられているものがあれば、そちらに専念して、ダメだったら別の何かに挑戦したらいいじゃないかということで音楽を選びました。

――11月14日から始まる「Karin.1st tour “solitude time to end”」は、どんな内容になりますか?

Karin. 高校3年生の頃に予定していたツアーが延期になって、6月のワンマンも無観客の配信ライブに切り替わりました。そのワンマンライブのタイトルが「solitude time」(一人の時間)で、曲のテーマだった“孤独”を終わらせようという内容を予定していたんですけど、無観客になってしまいました。でも、このまま誰にも見せられないまま次に進むのは、それまでのリスナーを切り離していくみたいで嫌だったんです。それで今回は「solitude time to end」(孤独が終わる頃)を見届けてほしいなという気持ちもあって、過去の曲に新曲も交えながら愛知、東京、大阪を回って、地元の茨城で終わるツアーを企画しました。

――最後に進路を検討しているティーンにメッセージをお願いします。

Karin. 私が言える立場か分からないですけど、夢を一つに絞る必要はないと思っています。周りのことよりも近い未来の自分を考えて、一つずつ行動をしていけば、きっと素敵な未来が待っているはずです。正解を求めるんじゃなくて、自分らしさを一つずつ拾い集めながら、それを活かせることを見つけられたらいいと思います。

Information

『二人なら – ep』
10月27日配信リリース
M1. 二人なら
M2. 曖昧なままでもいいよ
M3. 最後くらい
M4. 717

「Karin.1st tour “solitude time to end”」
2021.11.14(日) 愛知・名古屋 ell.FITS ALL
2021.11.20(土) 東京・恵比寿 LIQUIDROOM
2021.11.27(土) 大阪・梅田 Shangri-La
2021.11.28(日) 茨城・水戸 LIGHT HOUSE

公式サイト

Karin.

シンガーソングライター

2001年5月30日生まれ、シンガーソングライター。2018年、初めて自身で曲を作り、地元のライブハウスのステージで歌い始める。2019 年 8 月 7 日、ファーストアルバム『アイデンティティクライシス』をリリース。収録曲「青春脱衣所」は同年代の間で口コミが広がり、Music Video の再生回数が 170 万再生を突破した。2020年に入り、Spotify の “Early Noise 2020” や、スペースシャワー TV “SPACE SHOWER RETSUDEN NEW FORCE” に選出され注目を集める。2 月 12 日、セカンドアルバム『メランコリックモラトリアム』リリース。2021 年 3 月 10 日に自身初のフルアルバムとなる 3rd Album『solitude ability』、5月 12 日には「solitude ability」の裏側にあるもう一つの物語として Digital Mini Album『solitude minority』をリリースした。11 月からは、自身初のワンマンツアー「Karin. 1st tour “solitude time to end”」の開催が決定。

Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Takahiro Iguchi