小林千晃の“イケボ”を推しまくる川栄李奈

印象に残っているシーンやセリフを問われると、小林は「いろいろあるんですけど、友也でいうなら終盤に涼に言ったセリフですね。いつか終わってしまうけれども、前向きに頑張っていける気がするみたいなセリフ。本当に一歩踏み出しただけなんですけど、ずっとやりたかったことができないとか後ろめたい気持ちでいた友也が、ようやくちょっと前進した。映画的なスケールでいうとそんなに劇的ではないんですけど、いろんな方に刺さるのかなと思えて、すごい好きなシーンです。僕はハッピーになれました」と言い、「美しい景色を描いた映像も素晴らしく、40分とは思えない濃密なカット数で、劇場映えする作品です」と付け加えた。

島袋は「涼君が、友也とあおいに話しかけてくれるシーンがすごく好きです。頑張れよとかシャキッとしろよとか、そういうのじゃなくて、寄り添ってくれる言葉で、涼君らしい後押しの仕方だなというのと同時に、心にスッと入ってくる優しい言葉だなと感じて、私はそのシーンとセリフがすごく好きです」と、想いを込めて語った。

涼役の島崎もこれにうなずき、「あのシーンいいですよね、フワッとしてるのがリアルで、ドラマチック過ぎなくて。この世界が本当にあって、そこでちゃんと生きてる人たちが描かれていて、生きているからこその細かい所作や感情の動きを随所で感じさせてくれる作品で」と語る。そして自身のお気に入りは、「『いつまでもガキみたいなことしてんじゃねぇぞ』ってセリフです。最後の『ぞ』がすごい好き。あんまり『ぞ』って言わないじゃないですか? ドラマ的というかアニメ的というか、芝居がかった言葉だけど、一生懸命何を言おうかなと考えていたからこそ、ああいう言い回しになった。そこまで本当に普通の言葉で喋ってるから、違和感あるけども、生きているからこそ出てくるリアリティだなと思って僕は好きなんですよね」と回答し、「まだまだあるんですけど、僕いつも長くなるんで、このへんで自重したいと思います、こちらからは以上です!」とまとめ、島崎のファンは大ウケ。

小林と島崎が挙げたシーンがやはり好きだと言う川栄が、「あおいちゃんの最後のシーンが本当に好きです。あおいちゃんってすごく応援したくなるキャラクターで、あそこで一歩を踏み出せたあおいちゃんを観ていてガンバレーッ!という気持ちになれました」と話すと、あおい役の島崎は「嬉しいです、このまま帰れそうです!」と満面の笑み。

幽霊の絢音を小林が「ミステリアスで茶目っ気もあって魅力的」と評すると、演じた川栄は「私は、友也君の声がもう(先にアフレコで)入ってて、めっちゃいい声って聴き入ってしまいました。さっき楽屋で打ち合わせしたときも、『はい』って返事を一言聞いただけで、うわッ!と思ってしまったくらい素敵だったので」と、自身の役の話は忘れて小林の“イケボ”をひたすら推す。