キャスト陣とloundraw監督の忘れられないひと夏の出会いとは?

本作のテーマである「忘れられないひと夏の出会い」に掛けて、夏の思い出を尋ねられる一同。

川栄はこの作品に登場する線香花火が好きで、「ちっちゃい時にお父さんとお母さんと、ベランダで冬でも線香花火をやっていたんです。夏は花火大会に家族や友達と出かけました」と言い、loundraw監督に線香花火を選んだ理由を問う。loundraw監督は「夏に花火というのはみんなが経験しているわけではないだろうけど、僕にとって花火は特別なものなんです。夏は死者が帰ってくるというお盆もあるし、“サマーゴースト”との親和性もあると思ったので」と、自身の思い出を重ねて、3人が線香花火をするシーンが誕生したことを明かした。

島崎は「夏の思い出は『サマーゴースト』との出会いです!」と切り出し、今回のアフレコが「座って行われた」ことを客席に披露し、他のキャストも「そうだった」「びっくりした」とうなずく。「力を抜くために座って行うことになったんですけど、普通アニメはやらない。一番声を出しやすい立ち姿勢で両足を肩幅に開いてやるんですけど、既存のものにとらわれず表現したいものを追い求め、どういうやり方が一番いいんだろうというのを突き詰めてるんだ、いいなぁって僕はアフレコでテンションが上がった」と言うと、共演者も「楽しかった」と同感の様子。ここで年長者の島崎が、「でも僕は立ってたほうがリラックスできる身体になっちゃってたから、僕だけ立ってアフレコしたんですよね」と話すので、みんなは「えー!?」と返した。

さらに島崎は「途中であおいがテンション上がっていくところとか、好きなシーンがいっぱいあるんです」と、観客の同意を呼ぶ旺盛なサービス精神を発揮し、「画(え)の話とかもしたいんだけど、時間がないのでもうやめておこう、僕のひと夏の思い出でした!」と締め括った。

島袋が「小さな頃に線香花火をしていて、足に落としてしまったことが忘れられない。熱さがすごいんですよ。だから映画の中で友也君が顔の前あたりで花火してるのを見てチャレンジャーだねと思って、この思い出がよぎっちゃいました」と言うと、小林も花火を挙げ、「中学生ぐらいに近所の大きい公園で5、6人で花火をしてたんです。僕がはしゃいでやってたらやけどをしちゃって、1人だけ『大丈夫?』って心配してくれた子がいて、男の子ですけど友達として好きになっちゃいました。これがきっかけで、その子とは高校に行っても仲良くて、人生ふとした瞬間に大事な出会いがあるんだなと思いましたね」と回想する。

最後に、登壇者が挨拶とともにあらためて作品の魅力をアピールする。

島崎は「参加してる側の人間が楽しんで熱意を持ってやっているものって、作品に乗っかって皆さんにも伝わるんじゃないかなと思っています。この作品もそういう仕上がりになっているんだと最初の拍手を聞いて確信しました、満足です」と力強く語った。

島袋は「刺さる方にはとことん刺さる作品になっているのではと感じています。皆さんの心に残るものが1つでもあれば私もすごく嬉しいです」とメッセージ。

川栄は「40分の中に、主人公たちのひと夏の思い出がギュッと詰まっていて、画も繊細で奥行きが深くて綺麗なので、ぜひ映画館で観てほしいです」とプッシュ。

小林は「出会いが作品のテーマの1つでもあって、友也が出会いのおかげで人生観が変わったように、皆さんもこの作品と出会って、人生に何か変化が起きるようなことがあったらすごく嬉しいです。それくらいのパワーが秘められている作品だと思っています」と、思い入れの深さを語った。

loundraw監督は「初めての監督作品ということで、どんなお話にしようかと全員で考えて『サマーゴースト』が生まれたんです。イラストレーターだった僕がアニメーションを作るに当たり、なぜ自分はこの仕事をしているのか? という思いも込めました。死にまつわる話ではあるけれど、生のお話でもあります。皆さんの感想をぜひ聞かせてください。ありがとうございました」と締めた。

Information

『サマーゴースト』
絶賛全国ロードショー中!

【CAST】 
杉崎友也役:小林千晃、春川あおい役:島袋美由利、小林涼役:島﨑信長
佐藤絢音役:川栄李奈

【STAFF】 
原案/監督:loundraw
脚本:安達寛高(乙一)
キャラクター原案:loundraw
音楽:小瀬村晶、当真伊都子、Guiano、HIDEYA KOJIMA
企画:FLAGSHIP LINE
アニメーション制作:FLAT STUDIO

製作・配給:エイベックス・ピクチャーズ
Ⓒサマーゴースト

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Reporter:Takehiko Sawaki