大人になると一生懸命になることに理由をつけがち

――ドラマではマネージャー役を演じられていますが、マネージャーという仕事は身近な存在だと思います。千歳を演じた中で発見はありましたか?

大原 現場バックを持ってずっと待っていたり、タレントが何を考えているのかを常に考えなきゃいけない仕事で、自分の時間よりも大事にするものがあるので、24時間大変だなって思います。

――大原さんは、ご自分がマネージャーに向いていると思いますか?

大原 やってみたいなって思うんですけど、難しいです。私は自分が人に見られる仕事だからこそ自分のメンテナンスに時間をかけることが仕事ですけど、マネージャーは自分の部屋が汚かろうが、自分のケアができてなかろうが、とにかくタレントを第一に考えなきゃいけない。やることが180度違うし、向いているか向いてないかと言われたら向いてないです。それに担当タレントによってマネージャーさんとの関係はすごく違うと思うんですよ。瀬那くんと千歳ちゃんを見ていると、ドラマとはいえ千歳ちゃんに注意したいことはいっぱいあります。でもちょっとしたことに気づいて、察することができるお互いの関係性というのはすごく大事だし、素敵だなと思いますね。

――千歳は一生懸命で応援したくなるキャラクターですよね。

大原 まっすぐでピュアだし、本当にいいところがたくさんあるんです。ちょっと不器用なところは応援したくなるし。大人になると、一生懸命になることに理由をつけがちだと思うんですよ。でも千歳を見ていると、ただがむしゃらに頑張っていて。その子どものときから持っているピュアさが大人になるとなくなっちゃう人も多いけど、ちーちゃんには今もある。それがすごく素敵だなと思っています。

――マネージャーはタレントを第一に考えるお仕事ですが、大原さんが演技や音楽と幅広く活動されている中で一番大事にしていることはなんでしょうか?

大原 喜んでくれる人のために頑張っているのでそこは絶対大切にしたいですし、自分がやりたいことができたときに客観的に見ることは忘れないようにしたいと思っています。どちらかというと、オーダーをいただいたり、人が求めているものに答えるほうが得意というか、楽しくできます。でも自分がやりたいことを発信していくとなると、それこそ0から1を作る作業じゃないですか。当たり前ですけど、それってやっぱり大変だなって。その中で「どう受け取られるのかな」「どういう人が待っているのかな」とかバランスは取るようにしています。

――そういう意味でもファンの存在は大きいですね。

大原 そうですね。待ってくれる人のために頑張ろうと思えます。ファンの方に「さくちゃんのおかげで元気が出た」と言ってもらえるとよかったなと思うし、その言葉で私も元気をもらっています。

――素敵な循環が生まれているんですね。大原さんといえば笑顔のイメージが強いのですが、笑顔でいられる秘訣はありますか?

大原 笑えるって幸せなことだから、常に楽しいことを求めていますね。休みの日は家でぼーっとしているよりも映画を観に行ったり、友達に会ったり、活動的な方だと思います。自分が動くことによっていろんな幸せのきっかけが日常に溢れていると思うから、それを探そうとしています。