新体制の船出を祝福するように無数のペンライトで会場が埋め尽くされた
今年6月より新メンバーオーディション「Brand New ukka!~令和のシンデレラ誕生!?~」を開催、9月25日に新メンバーの葵るりと結城りなの2人を迎えたukka。6人体制になって初となるワンマンライブ「ukka New Style LIVE2021 “WHEEL of FORTUNE”」は、千葉の舞浜アンフィシアターで開催。この会場は半円形のステージと階段状の客席というパフォーマーと観客の一体感が感じられる会場で、開演前から新制ukkaのパフォーマンスを心待ちにしているファンの熱い熱気で包まれていた。
スクリーンには時計が映し出されて、開演までのカウントダウンが行われて否応なしに期待感が高まる。ステージには階段のセットが組まれ、赤いじゅうたんが敷かれた上に2つのガラスの靴が。オーバーチュアが流れ、新メンバー2人が舞台下からリフトアップされた後、川瀬あやめ、村星りじゅ、茜空、芹澤もあが登場。4人それぞれがガラスの靴を持って、それを新メンバー2人に授与しライブがスタート。1曲目は舞浜というロケーションに相応しいドリーミーなイントロと清らかなコーラスが美しい「WINGS」。6人は白いドレスを翻しながら、「さあ、行こう 誰かのために歌う歌がある」と、ライブの始まりを華やかに告げる。
続く「キラキラ」では、マリオネットのようなダンスで愛らしく舞い、「何度でも 何度でも 立ち上がれ 歌え 声を上げ、響け」と聴く者を鼓舞するようなメッセージを伝えて、川瀬あやめのエモーショナルなボーカルが縦横無尽に冴えわたる。
「時間。光り輝く螺旋の球。」では茜空の伸びやかな歌声が天空を舞うように響き渡り、新メンバー2名を迎えて、より奥行きの増した多彩なフォーメーションダンスがステージ全体を使って繰り広げられる。
ここで一旦メンバーがステージを去り、スクリーンに紹介ムービーと、新メンバー加入からこの日までの軌跡を振り返る映像が流れた後、ピンクを基調にした衣装に着替えた6人がリフトアップで登場し、観客を煽りながら「ファンファーレ」で高揚感を高める。新体制の船出を祝福するように、客席では無数のペンライトで埋め尽くされた。
ファンクナンバー「急なロマンティック」ではステージがピンクに彩られて、メンバーは2人ペアになって、軽快なステップで魅了。「214」では新メンバーの2人もしっかりと溶け込んで、寄せては返す揺らぎのようなダンスを舞う。ハイトーンのコーラスから始まる「Shining City Lights」では、村星りじゅのキラキラした清らかな歌声がディスコティックなサウンドで鮮明になる。