女性ダンサーメインのショーを繰り広げたKOSÉ 8ROCKS

年内最後となるROUND.4はクリスマスイブの開催となり、前回覇者の「FULLCAST RAISERZ」はサンタ姿で登場。オープニングパフォーマンスではゴリゴリのKRUMPで勢いを見せつけた。

トップバッターは「SEGA SAMMY LUX」。前回、FULLCAST RAISERZに3連勝を阻まれたが、我こそがトップだと言わんばかりに「王者の貫禄」というテーマを掲げた。ディレクター兼リーダーのCanDooがステッキと王冠を持って王座に座り、それを起点にファンキーなダンスが繰り広げられる。得点は69点とまずまずの結果を残す。

続く「CyberAgent Legit」は、白いシャツに赤い花のイラストをあしらった衣装で鮮烈に登場。センターに地獄を据えて、「嗅覚」をテーマに多彩なフォーメーションを魅せる。途中で青い花の匂いを嗅いで、陶酔するような表情を浮かべる地獄が不穏な空気を醸し出す。

ファンからの要望を取り入れて、バスケットボールを題材にしたストーリー仕立ての作品で挑んだ「SEPTENI RAPTURES」は、それぞれのナンバーが記されたスポーティーでカラフルな衣装に身を包み抜群のチームワークを発揮。ウォーターボトルやタオル、椅子などの小道具を巧みに取り入れたパフォーマンスで2位に付けた。しかしMiYUは67.5点という得点に納得できず、涙を流しながら「折れずに頑張ります」とコメントした。

これまでパフォーマーとしても全ラウンドに出演してきたISSEIが初めてディレクターに専念した「KOSÉ 8ROCKS」は、今シーズンから新加入したCOCOAが初出場、センターを務めるのがNao、さらにHarukaとYuikaも加わり、男女比が半々という編成。遊園地のパレードのような華やかな衣装に身を包み、子どもの頃に思い描いた夢の世界をブレイキンで表現。ISSEIは前シーズンから女性ダンサーメインのショーをやりたかったと語り、「僕にとっては最高のクリスマスプレゼント!」とメンバーを労った。

光沢のある青のトレンチコート姿で颯爽と現れた「avex ROYALBRATS」は、いつものコミカルな要素は封印して、コートを巧みに使ったクールなパフォーマンスでステージ中を躍動。65.5点と得点は伸びなかったが、ジャッジのラモス瑠偉は「ずっと鳥肌が立ってます!」と絶賛した。

独自の世界観を貫きながらも、開幕戦から最下位争いに甘んじている「LIFULL ALT-RHYTHM」。今回はSPダンサーとして役者としても活躍する碓井菜央を迎えて、1本の映画を観ているような深い世界観を表現。それぞれが色もデザインも違う衣装を着て、ペアで手と手を取り合い、時には抱き合い、時には4人1組で共同作業をしながら、ピースフルな空間を作り上げた。