「今日は冬の匂いがするかも」と感じたときに書いた

--「一周目の冬」は7作連続配信の4作目となりますが、今回のコンセプトを教えてください。

安斉 「一周目の冬」には付き合った恋人たちが初めて2人で迎える冬という意味を込めました。どこを切り取ってもドラマのように愛おしく感じる日常、という感じの優しいバラードを作ってみたかったんです。家の冷蔵庫にめっちゃステッカーを貼っているんですが、そういう身近なものの延長でストーリーを妄想していって、全体的に日常感がある歌詞にしました。あと季節の中で冬が一番好きなので、「今日は冬の匂いがするかも」と感じたときに書きました。

--冬のどんなところが好きなんですか?

安斉 匂い! あとはイベントです。お正月もいいし、やっぱりクリスマスが一番好き。寒くなってくると服もいっぱい着られるし(笑)。

--お気に入りの歌詞や歌っていて気持ちいいフレーズはありますか?

安斉 AメロやBメロは日常的なことを歌っているんですけど、「いつの日も」で始まるサビからすごく盛り上がるのが、歌っていても気持ちいいです。

--歌詞を書くときも、そういった盛り上がりを意識するのでしょうか。

安斉 考えます。優しいバラードなだけに全部日常っぽくしちゃうと、べったりしすぎるのかなと思って。AメロやBメロは冷蔵庫のステッカーとか、「もの」が多く出てくるんですが、サビは「もの」じゃなくて感情的な部分を書きました。

--今回の連続リリースでは楽曲ごとに違うイラストレーターさんとコラボしてビジュアルを作っていますが、「一周目の冬」はどういったイメージですか?

安斉 デートというかお出かけという感じの日常的な服装です。今までイラストレーターさんに描いていただいたものはわりとビビッド系というか、はっきりとした色の作品が多かったんですけど、今回は優しくて淡い感じ。ビジュアルも今まで出した中で一番優しく甘い感じになっています。

--スタイリングやビジュアルはどのように決めていくのでしょうか?

安斉 衣装を先に決めて撮影した後にイラストに描いていただいています。「現実カメラ」は全体的にかわいい曲にしたくて、その中にもちょっと尖った感じのある10~20代の女の子という感じ。「夜は未完成」はとにかく「夜」!「18の東京」は「今っぽレトロ」なイメージです。イラストレーターさんに描いていただくたびに、毎回全然違って面白かったです。

--イラストレーターさんと仕事をするというのは安斉さんのアイディアだったのでしょうか。

安斉 もともとすごく絵が好きで美術館に行っているという話をしていたら、スタッフさんがイラストレーターさんとのコラボを提案してくれたんです。

--連続配信ということで、曲のイメージやジャンルで変化をつけることなども意識されますか?

安斉 かなり意識しました。7作を通して自分を探りたくて、全然やったことない曲にも挑戦したいし、毎回違う曲を出したいです。連続だからやりやすい部分もあるし、いろいろできるチャンスだと思っています。「夜は未完成」は、ジャズ調の曲が初めてだったので新鮮でした。妄想というか作り話から歌詞ができているので、書いてる私自身も楽しみながら制作できた感じです。

--リリースはあと3作残っていますが、今後ファンのみなさんに楽しみにしてほしいポイントを教えてください。

安斉 「一周目の冬」まではイラストレーターさんとのコラボレーションをしてきたんですけど、今後はまたちょっと変わってくると思います。楽しみにしていてください!