25分区切りで勉強するのが効率的

――お話を伺っていると、琉球風水では気持ちの余裕を大切にするように感じます。

シウマ 余裕やゆとりというのも琉球風水の基本です。今の三密やソーシャルディスタンスですが、僕自身はずっと前からやっている琉球風水術なんです。空間を大事にして電車でも人の少ないところに行きます。

――LINEやメールを溜めてしまいがちになったりしますが、スマホの中も余裕やゆとりが重要になりますか?

シウマ いらないものは削っていったほうが良いです。2022年は断捨離がすごく重要な年になります。既読にしておいて放置していても、後で返せばいいんです。固定概念にとらわれず、プライベートであれば自分の間で返すのが良いです。例えば仕事で苦手な上司から来たものを返さなければならないのならば、自然体のリズムでいえば11分や33分に開くのが良いです。

――受験勉強をしている学生さんに効く数字や、勉強机に置いておくとよいものがありましたら教えてください。

シウマ 勉強や試験に強いカラーは赤、黄、青です。黄色は集中力、青は冷静さ、赤は勝負強さを高めます。ただ赤は見えない場所が良いので、青い筆箱の中に赤ペンを一本だけ入れておくなどしてください。勉強方法は、25分区切りでやるのがおすすめです。25分勉強して、休憩してまた勉強して、というやり方をすれば効率よくなってきます。それを体内時計的なかたちで入れ込んでおくと、60分の試験でも残りの10分で確認ができます。なので、勉強するときはタイマーを使ったほうが良いです。方角では南を背に北を向いて勉強したほうが捗って吸収力が高まります。北は勉強や知恵、記憶力などのエネルギーを持っていますので、北を見ると集中しやすいです。

――最後に受験や就職を控える読者にメッセージをお願いします。

シウマ よく沖縄の方言で「なんくるないさ」という言葉がありますが、試験では通用しません。そもそも「なんくるないさ」は難しい試験のために1年間勉強を続けてきて、それでも翌日のテストを心配している人にかけてあげる言葉です。3日前から勉強を始めた人には使いません。程よく負荷をかけながら、集中してやってみてください。誰かと比べずに、自分のペースで自分のやれることだけやるのが大切です。他人を基準にするのではなく、自分に集中することを意識してみてください。

Information

『あなたの居場所がすべて開運スポットになる琉球秘術』

著者:シウマ
発売日:2022年1月14日
出版社:宝島社
価格:1,430円(税込)

公式サイト

シウマ

琉球風水志

琉球風水師の母の影響で大学時代から姓名判断や九星気学を研究し始める。それらに加え、沖縄の風土で生まれた「琉球風水」と、独自に考案し最も得意とする「数意学」などを組み合わせた鑑定が驚異的な的中率を誇り、人気占い師となる。これまでに約5万人を鑑定。携帯電話番号下4桁合計数字占いが好評。また『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)などのテレビ番組をはじめ、雑誌など幅広いメディアに出演している。

Photographer:Toshimasa Takeda,Interviewer:Yukina Ohtani